観光船や屋形船で品川区周辺の水辺を巡る「しながわクルーズ」が、6月より定期運航を始める。主催は品川区、Tokyo Sea Trip(東京シートリップ、品川区東品川1)。
過去開催の様子。展望デッキから京浜運河を眺める参加者(写真提供=品川区)
品川区は2022年10 月 22 日・23 日、「マスターズホッケーワールドカップ 2022 東京大会」の開催に合わせて初めてクルーズの運航を行った。昨年は11~ 12月、16日間にわたって運航している。過去2回の好評を受け、クルーズの知名度向上やニーズ・課題の把握を目的に今年6月から毎月2日ほどの定期運航を試行する。
6月・7月は、東品川二丁目船着場(天王洲アイル)からお台場を周遊する「東京湾クルーズ」(大人=1,500円、子ども=800円)、五反田に向かう「目黒川クルーズ」、しながわ水族館に向かう「京浜運河クルーズ」(以上、片道大人=1,000円、子ども=500円、往復大人=1,500円、子ども=800円)の3コースを用意する。開催日は全コースとも、6月15日・16日、7月13日・14日。乗船の予約は公式サイトから申し込む。8月以降のコース・日程は未定。
各クルーズの見どころについて、品川区文化観光戦略課長の大森直人さんは「東京湾クルーズは、レインボーブリッジやお台場付近を通るため、夜に出発する最終便では湾岸の夜景を一望できる。目黒川クルーズはアートの島『天王洲アイル』とにぎわいの街『五反田』を結び、街並みの移ろいを船上から楽しんでもらえれば。京浜運河クルーズは、昨年度は後半の便のみルートに入っていた大井ふ頭のガントリークレーンの観覧を全便で行う」と説明する。
京浜運河クルーズの天王洲アイル発の一部便では、しながわ水族館と連携した特別イベントを開催。同館公式キャラクター「しなフィン」との写真撮影や、飼育員による生き物解説などを予定する。
大森さんは「今後、船着場周辺のイベントとの連携や船内コンテンツを設けた特別便を計画している。ご期待いただければ」と話す。