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五反田TOCビルが営業再開 ユニクロ復活、ダイソー系列が新出店

「五反田TOCビル」外観(9月13日撮影)

「五反田TOCビル」外観(9月13日撮影)

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 今春の閉館・解体計画を撤回して存続したTOCビル(東京卸売センター、西五反田7)が9月から再開し、入居テナントが営業を始めた。同ビルの運営は総合デベロッパー「テーオーシー」(同)。

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 TOCビルは1970(昭和45)年に完成。店舗やオフィス、飲食街、小売テナント、ショールーム、ホール、会議室、展示場などを備え、卸売業や流通業を支える五反田のランドマークとして知られる。地下3階・地上13階建て。延べ床面積は約17万4013平方メートル。

 同社は2021年8月、築50年以上が経過した同施設を建て替える「新TOCビル」計画を発表した。当初は2023年3月末にビルを閉館し、春ごろには解体工事を始める予定だったが、2022年9月に閉館・解体工事の1年延期を発表。今年3月に現施設は閉館した。

 しかし閉館直後の4月、同社は計画を撤回。今年9月から現施設での賃貸および催事事業を再開した。現在、建築費高騰やビル賃貸市場の状況を考慮し、高収益化を実現する新たな計画に取り組んでいるという。

 現施設の再開を受け9月13日現在、営業しているのは「エクセルシオールカフェ」「ナチュラルローソン」「NARUMIYA outlet store」「SUIT SQUARE OUTLET」など。同じく営業中の「ジェイーコ五反田」は3日に、「ロンドンスポーツ五反田TOC店」は7日に、それぞれ再オープンしたばかりという。ビル内は、再開に当たり開催しているセールへの来店客でにぎわいを見せていた。

 13日には、「ユニクロ」「ダイソー」「文房具tag五反田店」が再オープン、ダイソー系列ブランドの「Standard Product」「THREEPPY」も新規オープンした。ユニクロでは、旧計画を受けて同施設から近隣の五反田JPビルディングへ移転した「食事処 志野」と、五反田に本店を置くステーキ・ハンバーグ店「ミート矢澤」のロゴなどをデザインに使ったTシャツやトートバッグを限定販売する。

 新たな計画による建て替え工事の着工時期は2033年ごろを想定している。

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