五反田駅近くに大衆酒場「かぶら屋」（品川区西五反田2、TEL 03-3494-6161）がオープンして約2カ月が過ぎた。オープン日は3月3日で、フードゲート（豊島区）が経営する。

五反田駅近くに3月3日、オープンした大衆酒場「かぶら屋」。

　フランチャイズチェーンによる飲食店経営を行う同社は、東京とんこつラーメン「屯ちん」や鮮魚酒場「丸冨水産」を手掛けるフーデックス（豊島区）のグループ会社。「かぶら屋」は現在、池袋、新宿、蒲田などに16店舗展開しており、今後はJR山手線沿いや中央線沿いを中心に月1店舗のペースで出店する予定だという。

　「日常」がコンセプトの同店は、メーンターゲットのビジネスマンが「会社帰りに気軽に立ち寄れる店」を目指す。店舗面積は15坪で、席数は50席。

　「カシラ（頭肉）」「ハラミ（腹膜）」「テッポー（直腸）」などのやきとんを1本80円で提供するほか、もつ煮（300円）、ポテトサラダ（280円）、同店オリジナルの黒いダシで煮込んだ昆布（80円）、大根（100円）、黒はんぺん（100円）、牛すじ（130円）などの「黒おでん」を提供する。

　ドリンクは、生ビール、日本酒（以上390円）、レモンサワー、チューハイ、焼酎（以上300円）、電気ブラン（330円）などを用意。客単価は1,600円～2,000円。

　店長の宋基輔（そうきぼ）さんは「不景気と言われているがオープン後利用客は多い。毎日営業しているので近隣の店舗とともに五反田を盛り上げていければ。早くて安いだけでなく、価格以上に価値がある料理を用意している。日々の暮らしの一部として利用していただければ」と話す。

　営業時間は16時～23時。日曜定休。