北品川にゲストハウス-バックパッカー呼び込み地域活性化へ

品川宿にオープンしたゲストハウスの外観。もとビジネスホテル「清美荘」を利用。看板は近日取り替える予定だという。

品川宿にオープンしたゲストハウスの外観。もとビジネスホテル「清美荘」を利用。看板は近日取り替える予定だという。

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 京急北品川駅近くの旧東海道沿いに10月16日、「Guest House Shinagawa-shuku」(品川区北品川1、TEL 03-6712-9440)がオープンした。

「Guest House Shinagawa-shuku」の2人部屋。

 同施設は、築年数20年のもとビジネスホテル「清美荘」を利用したゲストハウス。品川宿を盛り上げるための「地域貢献型」をコンセプトに据え、海外からバックパッカーを呼び込む。地下1階の地上3階建て、延べ床面積は235平方メートル。部屋数は1人部屋=7室、2人部屋=4室、3人部屋=2室。

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 経営を行うのは現在29歳の渡邊崇志さん。17歳から北品川に住み、学生時代はバックパッカーとして世界10カ国へ旅に出た。旅先で、「ビザなしで海外へ渡航できる幸せ」や日本の豊かさを実感。当時、大学で観光学を専攻していたこともあり、観光ビジネスに興味を持っていたという。卒業後、メーカーの営業職を経て、語学習得のため半年間渡米。帰国後、ゲストハウス開業へ向けて準備を始めた。

 「自分1人では決して開業できなかった。受け入れてくれた街の方々のおかげ」と渡邊さん。開業にあたり、かつて住んでいた都営アパートの自治会長に相談すると、「旧東海道品川宿周辺まちづくり協議会」の堀江新三会長を紹介された。しばらくして、休業に入るビジネスホテル「清美荘」の話が舞い込み、オープンが決定。もともとゲストハウス開業に賛成だった堀江さんの計らいで、スムーズに話が進んだという。

 渡邊さんは「かつて宿場町だった品川宿の人たちは、江戸時代からその人を迎え入れる気質が変わっていない。バックパッカーは、宿泊費は節約するが食や施設拝観料はケチらないので、海外からの観光客が商店街の新規顧客となるのでは。今後は街の活性化につながる事例を作っていきたい」と意気込む。

 宿泊費は、個室=3,500円、相部屋=3,000円。7月~9月、12月~1月のハイシーズンは10%増。

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