品川駅港南口近くの中日新聞社東京本社跡地(港区港南2)に完成した「品川フロントビル」の飲食・物販店舗が12月10日、グランドオープンした。
11月30日に竣工(しゅんこう)した同ビル。品川駅前の立地と東京湾ウオォーターフロントに近いなどの理由から、同ビル名に命名された。
地上19階・地下3階のオフィスを中心としたビルで、延べ床面積は約7万2,600平方メートル。テナントリーシングを含めた全面的なプロジェクトマネジメント支援は三菱地所が行い、運営管理は三菱地所プロパティマネジメントが手がける。
オフィステナントは、豊田通商(本社=名古屋市中村区)が東京本社を移転させたほか、オムロン(同=京都市下京区)、ネクスト(同=中央区)の3社を予定。このほか、キッズ館として地上3階建ての付属棟を備え保育施設も入居する。
飲食・物販店舗は12店舗。飲食店は、都内初進出となる手羽先空揚げ店「風来坊」のほか、居酒屋「なんで、屋」「山陰海鮮 炉端かば」「魚と酒 はなたれ」、カフェ「WIRED CAFE」、スペインバル「Mon TERCERO」、トラットリア「PAPPARE NAPOLI」、すし店「寿司の磯松」、お好み焼き店「きじ」、中華料理店「一味 玲玲」、焼肉店「焼肉本舗ぴゅあ」。物販は「ファミマ!!+TSUTAYA」が入居する。
三菱地所の広報担当者は「飲食・物販店のターゲットはオフィス就業者に限らず、港南口エリアの地域住民など幅広い。特色のある店舗をそろえているので、自信を持っておすすめしたい」と話す。
営業時間は各店舗により異なる。