西小山の割烹料理店「かっぱ亭」(品川区荏原5、TEL 03-3786-3060)が2月25日と27日、利き酒イベント「女優利酒師・福山亜弥のほっこり利酒会」を開催する。
経営を行う「きざくら」(品川区)は、同店のすぐ隣でカフェバー「ギャラリーキッチン スロウ」、串焼き・食事処「一鞍(ひとくら)」を含めた3店舗を展開。「かっぱ亭」は社長の高橋俊興さん(66)、「一鞍」は俊興さんの妻・登喜子さんと二男の理史さん、「スロウ」を理史さんの双子の兄・耕太さんが切り盛りしている。
俊興さんは、19歳から銀座の和食店で修業を始めた。知り合いを通じて任された西小山の店が繁盛し、7年後に独立。その後、移転や姉妹店オープンなどを経て現在に至っている。「かっぱ亭」は一軒家の日本家屋で、席数はカウンター席=11席、個室=1室(6人席)。冬はフグ料理やあんこう鍋などの季節料理を提供しており、フグのコース料理は、養殖=6,000円~、天然=1万円~。このほか「おやじの気まぐれコース」(5,250円)なども。
3月1日は俊興さんの独立40周年を迎える。記念イベントとして、長男の耕太さんが女優で利き酒師の福山さんと利き酒会を企画した。奈良の長龍(ちょうりょう)酒造の日本酒8種を用意し、ゲストに神楽笛奏者のことさん(25日)とスティールパン奏者の青木賢三さん(27日)を迎える。参加費は6,000円(前菜と「日本酒に合うおつまみ八寸盛り合わせ」付き)、申し込みは電話で受け付ける。開催時間は、25日=19時~21時、27日=14時~16時。各回40人限定。
耕太さんは「イベントを通じて、店を知らない方々にこういう場所があることを知っていただきたい。今後もさまざまな企画を検討している」と話す。俊興さんは「この40年、皆さまに支えられてここまでやってこられた。今後は、若い人たちに割烹の味を伝えていきたい」と意欲をみせる。
営業時間は16時30分~22時。