目黒駅前・自販機撤去で22年ぶりに「タバコ屋」出現-ツイッターでも話題に

出現したタバコ店

出現したタバコ店

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 目黒駅東口ビル(品川区上大崎3)前のタバコ自販機が3月初旬に撤去され、かつてあったレトロなタバコ店が姿を現した。

裏には出入り口が設けられている

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 この様子を近隣住民と見られるツイッターユーザーが撮影・投稿したところ、タイムカプセル的な光景が人気を呼び、拡散。「街の歴史遺産って感じですね。史跡保存しても良さそうなw」「古き良き時代。」(以上、原文ママ)などの声が寄せられた。

 タバコ店は外壁が所々剥がれ落ち、看板の文字はかすんでいる。「キャスターマイルド」の発売告知ポスターや若かりしころの俳優・鹿賀丈史さんの写真が貼られており、当時の面影を随所に残している。

 同ビルのオーナーによると、タバコ店は1972(昭和47)年のビル建設時に出店。オーナーの叔父と叔母が営んでいた。しかし、1991年に叔母が病気を患い閉店。同時に自動販売機に切り替えた。その後、叔父1人で補充作業などを行っていたが、高齢で作業が困難になったため、撤去に踏み切ったという。

 オーナーは「まさかインターネットで話題になるとは思わなかった」と笑う。「出店時、タバコ店は珍しい存在だった。多くの人でにぎわっていた記憶がある」と当時を振り返る。

 通行人の中には、この古いタバコ店を興味深く眺める人の姿も。通勤で毎日通行するという40代の男性は「ここでタバコを購入するのが日課だった。まさか裏にタバコ店あるとは……」と苦笑いしていた。

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