JR品川駅港南口直結のキヤノンSタワー(港区港南2)2階のオープンギャラリー(TEL 03-6719-9021)で9月2日、「ボケフォトファン」グループ展が始まる。
「ボケフォト」とは、あえてピンボケさせたり、デジタルカメラのゴースト現象などを利用したりしてできたボケ味を楽しむ写真のこと。同展は、ボケ味が好きな写真家が集まるフェイスブックの公開グループ「ボケフォトファン」のメンバーが主催する。
「ボケフォトファン」管理者の堤一夫さんは「もともとカメラが趣味で、仕事でもプロのカメラマンなどと交流する機会が多かった。写真を撮っているうちにボケ味の魅力に気づき、ボケ味を追求する団体を作ろうと考えてフェイスブックグループを作成した」と話す。
「ボケフォトファン」は昨年7月に開設。当初、堤さんはボケフォトをフェイスブックに投稿するユーザーを見つけては、同グループへ勧誘していたという。現在は、会員数1500人を越えるまでに広がった。
同展では、84点のボケフォトを展示する。今年5~6月にかけて展示作品の募集をかけ、集まった400点の中から厳選した作品を並べるという。
「会場を提供してくれたキヤノンに感謝している。新たな写真文化を支援してくれたことがとてもうれしい」と堤さん。「ボケフォトは、今までピンボケ写真として見向きもされなかったが、実はたくさんの人がその魅力に気づいている。そんな人々が自分の作品を発表し、交流し合える場になれば」とほほ笑む。
開催時間は10時~17時30分。入場無料。17日まで。