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大井町に「品川サウナ」 3種の水風呂と2種のサウナ、宿泊カプセルも

「品川サウナ」支配人の櫻井泰知さん

「品川サウナ」支配人の櫻井泰知さん

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 「泊まれるサウナ屋さん 品川サウナ」(品川区大井1、TEL 03-5728-9155)が6月24日、大井町駅前にオープンした。運営は飲食事業などを手がける「オン・ザ・プラネット」(同)。

「品川サウナ」外観

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 同施設は男性専用で、宿泊にも対応する。施設面積は約100坪。施設は2階建てで、1階に52床のカプセルスペース、2階に水風呂(3槽)とサウナ(2室)、内気浴スペース、洗い場、脱衣所、屋上に露天風呂と信楽焼の壺を使う「美泡(びほう)壺湯」(4台)、外気浴スペースを設ける。

 外観は、「大衆居酒屋のように人々に愛される憩いの場」をイメージ。浴室は別世界に入ったような空間を意識したという。屋上はクラウドファンディングで建築費用を調達した。

 支配人の櫻井泰知さんは、サウナと宿泊業態を立ち上げた経緯について「私自身がサウナ好きで、あらゆるサウナの良いところをかき集めたような施設を目指した。昨今のサウナブームもあり、差別化のため新業態に踏み切った」と話す。場所を大井町に選んだ理由は、「複数の路線と交通手段があり、大井町駅は乗り換え利用者や定期券で下車できる人が多い。羽田空港行きのバスもあり、駅前には宿泊施設が並んでいて、温浴施設の需要がありそうだと感じた」と説明する。

 サウナはフィンランド式のセルフロウリュを2種類用意する。「KUU(空)」はサウナストーンに水をかけて出た蒸気をタオルであおぎ、熱波を送るアウフグースサウナ。壁と床の木材はヒノキを使う。定員は最大27人。「ZEN(禅)」は座面が畳の半個室を3室用意し、セルフロウリュは水の代わりにお茶を置く。各個室には冷水が放出される「クナイプシャワー」を設置する。

 水風呂の浴槽は、シングル、潜水可能で最大水深140センチの「リトルマーメイド」、寝そべれる「不感リラクゼーション」の3種類を用意する。水温はそれぞれ、10度以下、18度、30度。

 屋上の露天風呂は屋根部分に人工植物を飾り、外気浴スペースにはインフィニティチェアとダックチェア、デッキチェアを合計で約15脚用意する。畳の休憩スペースも。

 サウナ利用料金は、平日(60分)=980円、土曜・日曜・祝日(同)=1,280円(以上、延長30分ごとに追加料金=300円)。宿泊料金は4,500円~(サウナと軽食の利用、館内着とタオルセットのレンタル代含む)。休憩でカプセルスペースを利用できる「お昼寝プラン」は10時~15時=2,980円、土曜・日曜・祝日はプラス300円。パック料金を超過した場合は1時間=500円。料金は退店時に券売機で支払う。

 オリジナルグッズは、各種ステッカー(280円)、アクリルキーホルダー(550円)、速乾性の高い「MOKU(モク)タオル」(1,280円)、サウナハット(4,200円)などを販売する。

 「宿泊者向けの軽食には、手をかざすとパンケーキを自動で焼き上げる機械を導入する予定。夢のような機械なので、楽しみにしていただければ」と櫻井さん。「大井町には自分と同じ30代半ばぐらいの、働き盛りの大人が多い印象がある。仕事を頑張る人が少しでも解放されるような場所にしたい」と意気込む。

 営業時間は5時30分~翌2時30分。サウナ利用の最終受け付けは1時。

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