フルーツを使ったフードやドリンクを提供する「bergamot（ベルガモット）」（品川区大井1）が7月29日、大井町駅近くにオープンした。経営はサンテフルーツ（同）。

「bergamot」飲食スペース

　同店は2018（平成30）年12月に武蔵小山で開業。大井町の不動産会社、かんべ土地建物から声がかかり、今年4月24日に前店を閉店・移転したという。店舗面積は約7坪。席数は10席。店内には地域イベントを通じて知り合ったつながりで、大井町に東京支店を構える化学工業メーカー、フクビ化学工業（同）の背ありベンチ「ルーシーベンチ」を設置する。

　店主の熊木隆裕さんは「自分は大井町に住んでいて、このエリアに思い入れがある。地元の皆さんと協力して地域に貢献していきたい」と話す。「大井町は通勤のニーズも高く、居酒屋も多いという特徴を持っている。そのため、移転前よりも早い時間にオープンしたり、アルコールメニューを提供したり、需要に応じて新しいことを始めた」とも。

　季節の果物を使ったフルーツサンドやパフェを提供する。メニューは、「チョコバナナサンド」「厚切りマンゴーサンド」「白鳳ピーチサンド」「ナガノパープルサンド」「いちじくサンド」「ハウスみかんサンド」「シャインマスカットサンド」、さまざまな果物が入った「ミックスサンド」、「季節の桃パフェ」「いちじく＆ナガノパープルパフェ」など、約10種類。

　ドリンクメニューは、季節の果物を使ったスムージーのほか、紅茶やコーヒー、生ビール、カットしたレモンをトッピングした「レモンビール」、ハイボールなども用意する。

　ギフトメニューは、カットフルーツ盛り合わせのオーダメードアレンジを受け付ける。価格は全て時価。

　「移転後、武蔵小山時代のお客さんからお祝いの花をもらったり、多くの方が通ってくれたりして、皆さんに支えられていると感じた」と熊木さん。「イベントにも積極的に出店しているので、フルーツを通じて大井町全体を盛り上げていければ。ドリンクだけの注文も歓迎。地域の方々が気軽に立ち寄れる店づくりをしていきたい」と意欲を見せる。

　営業時間は8時～19時。