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品川区が都市ブランド「しあわせ多彩区」発表 「ヘラルボニー」がアート制作

(左から)「ヘラルボニー」社長の松田崇弥さん、森澤恭子品川区長、アートを制作した岡部志士さん、岡部さんが在籍する生活介護事業所「希望の園」施設長の村林真哉さん

(左から)「ヘラルボニー」社長の松田崇弥さん、森澤恭子品川区長、アートを制作した岡部志士さん、岡部さんが在籍する生活介護事業所「希望の園」施設長の村林真哉さん

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 品川区が4月3日、「品川区都市ブランドデザイン」の発表会を品川区立環境学習交流施設「エコルとごし」(品川区豊町2)で行った。

ロゴを発表する森澤区長と松田さん

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 会場では、都市ブランディングのプロモーションで活用するアート、それをベースとしたロゴ、ブランドメッセージの3種を発表。会には、アート制作を手がけたヘラルボニー(盛岡市)社長の松田崇弥さん、同社契約作家で今回のアートを制作した岡部志士さん、岡部さんが在籍する生活介護事業所「希望の園」施設長の村林真哉さん、森澤恭子品川区長が出席した。

 品川区は、変化が激しくさまざまなニーズが存在する現代で「選ばれ続ける街」を目指し、2023年10月から都市ブランディングの取り組みを行っている。区民アンケートなどの調査結果から多様性の実現を望む声に着目し、理想の街の姿を「あらゆる人が自分らしく生きがいを感じ、それぞれの個性が尊重される寛容で多様な街」とした。

 都市ブランドのイメージを分かりやすく区民や関係者に共有するため今回、アートやロゴ、メッセージを製作した。ブランドメッセージの「しあわせ多彩区」には、エリアごとにさまざまな顔を持ち、新旧が融合する品川区らしい多様で個性にあふれた街づくりへの思いを込める。

 アートとロゴ制作を担当する「ヘラルボニー」は「異彩を、放て。」をコンセプトに、障害者のイメージ変容と福祉を起点に、新たな文化の創出を目指すクリエーティブカンパニー。障害のある作家とライセンス契約を結び、アートを使ったプロダクトを販売する自社ブランド「HERALBONY」の運営などを手がける。

 「多様性の実現」を表現するためにアート制作を担当したのは、多彩な色使いを得意とする岡部志士(ゆきひと)さん。岡部さんは画用紙やキャンバスにサクラクレパスを塗り、それを消すようにニードルで削り、出てきたカスを粘土のように丸めて遊びながら作品を作る。岡部さんの作品をベースにロゴをデザインし、品川区の地形を抽象化したシルエットを用いるほか、白線で交通の要所や川を表現。白線には「品川」の文字も取り入れた。

 「バッジや服の裏地に使ったり、商店街のフラッグやポスターとして街を彩ったりしてもらえたら」と松田さん。「街の中にこういったロゴがあることで、品川区は多様な人々が共存できる場所だと思ってもらえる。そこに関わることができてうれしい」と話す。

 森澤区長は「個性や特性を生かして尊重し合うような、寛容な社会を皆さんと一緒に築いていけたら。さまざまな場面で、熱量を持ってこのメッセージやロゴを広めていきたい」と話す。

 ブランドロゴなどは、区の申請許可を受けた上で無償利用できる。

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