新馬場駅近く、旧東海道沿いにある洋菓子店「品川菓匠 孝庵」(品川区北品川2、TEL 03-3471-6395)で1月24日、品川カブのスイーツ「蕪(かぶ)」(420円)の販売を開始したところ、店頭販売分24個が午前中に完売。予約分およそ80個を含めて約100個売り上げた。
初日104個を売り上げた、品川カブのスイーツ「蕪」(かぶ/420円)。
同商品は、江戸野菜「品川カブ」を使用した洋菓子。品川カブの葉をまぶしたビスキーに、カブの実を牛乳で煮込んでムース状にしたものをのせて、ピスタチオのチョコレートムースでコーティングしたもの。同店店長の田中孝典さんは「カブ独特の風味を調整することに苦労したが、店で出しているピスタチオのムースに合うことを偶然発見した」という。
同店は、「品川宿場ロール」(180円)など地元にちなんだスイーツを販売する洋菓子店。北品川で八百屋を営み、江戸野菜の復興を目指す大塚好雄さんからの依頼を受け、今回のスイーツを開発した。品川宿を訪れる観光客をターゲットに品川カブをPRする。
田中さんは「品川カブが採れる時期でないと販売できないので、2月上旬にはなくなるかもしれない。今回は試験的に販売し、来年本腰を入れて展開する予定。品川カブの生産者からパティシエまで、作り手の顔が見える安心安全の野菜スイーツ。ぜひ一度食べていただき、ご当地グルメの分野から品川をPRしていければ」と話す。
営業時間は9時30分~20時。火曜定休。