東急池上線・旗の台駅の構内に9月22日、蒸しパン専門店「ミスタームシパン」(品川区旗の台2、TEL 03-5788-2878)がオープンした。
同店は、創業者の渡辺祐介さんが2005年3月に1店舗目「ムッシュムシパン」(大阪市阿倍野区)を出店。その後、「渡辺さんの作る独創的な蒸しパンの可能性に引かれた」という飲食総合コンサルティングのコロンブスのたまご(豊島区)と共同で「ミスタームシパン」と改名し、渡辺さんのノウハウをパッケージ化。今年5月からライセンス展開を開始した。旗の台店の経営は東急グルメフロント(目黒区)が行う。
「ミスタームシパン」は、小スペースの店舗と蒸し器があれば運営可能なため、調理設備の投資を抑えることができる。小額資本で立ち上げ可能な業態として出店数を大きく伸ばしており、10月8日現在で41店舗を展開。東急グルメフロントの高田和幸さんは「アルバイト、パートの方でも簡単に調理することができるのも特徴。ご夫婦で開業するケースも多い」と話す。
生地に卵、牛乳、バターを使っていない同店のムシパン。「これまでのムシパンと違いもちもちとした食感が強く、腹持ちが良くてヘルシー。ドーナツと比べるとカロリーは約4分の1程度」だという。
主な商品として、プレーン生地の「ミスタームシパン」(140円)、「ル・ショコラ」(180円)、「ブルーベリーチーズ」(200円)、「キンピラごぼう」(160円)、「豆まめムシパン」(160円)、「抹茶栗あん」(200円)など16種類を用意する。
高田さんは「女性は甘い商品を、男性は総菜系の商品を買うことが多い。販売している商品には自信があるので、一度試していただければミスタームシパンの魅力が分かるはず。これまで食べたことのない食感を楽しんでほしい」と話す。
営業時間は10時~21時。