都営浅草線の高輪台駅近くに11月13日、イタリア料理店「TRATTORIA NAKATA」(港区白金台2、TEL 03-5793-7083)がグランドオープンした。
オーナーシェフの中田洋平さんは、「ホテルオークラ」のフレンチシェフ出身。「ホテルでは厨房とホールが分かれているので、お客さまの顔が見えない。誰のために作っているのかわかるような、お客さまの顔が見える場所で働きたかった」と中田さん。同ホテル退社後、イタリアン料理店のシェフを経て独立した。
店舗面積は10坪で席数は10席。カウンター席にこだわり、美大で木工を専攻していた妻の花子さんと手を加えながら店を作り上げたという。「カウンター席は厨房が丸見えなので、お客さまへの安心感につながる。会話がなくても、表情を見れば料理を気に入っているかそうでないのかわかるので、料理を作っていて楽しい」とも。想定客単価は6,000円。
メニューは、毎日手打ちする生パスタ(各1,500円)、日替わりで用意する前菜(800円~1,100円)、肉・魚料理(2,000円)、デザート(600円)。「融通の利く店」をコンセプトに、利用客の体調やその日の気分に合わせて食材をアレンジする。
ドリンクはイタリアワイン(グラス=650円、ボトル=3,680円)のほか、スプマンテ(750円)、生ビール(680円)、アメリカーノ、紅茶(以上500円)、ラテ(580円)、エスプレッソ(S=500円、W=550円)など。 オープンを記念して、ファーストドリンクを無料で提供する。今月30日まで。
中田さんは「出店に当たり、山手線のターミナル駅以外で探していた。以前、新橋の店に勤めていたので都営浅草線の高輪台駅は土地勘もある。わざわざ足を運んでいただかなければならない場所だが、『あの店の料理が食べたい』と思っていただけるようになれれば」と話す。
営業時間は17時30分~24時。水曜・第3火曜定休。