五反田の立正大学大崎キャンパス近くに11月15日、和食店「みちのく 大空亭」（品川区大崎5、TEL 03-6417-0977）がオープンした。

「みちのく 大空亭」の外観

　店主は和食料理人歴30年の吉田隆さん。かつて15年ほど住んでおり、土地勘があることから五反田で独立を果たした。店舗面積は1階・地下1階を合わせた26坪、席数は33席。地下のフロアは20人以上から貸し切りができる（最大30人くらいまで）。

　吉田さんは青森県弘前市出身。被災地支援も込めて、東北の食材を使った料理、東北の酒をメーンに提供する。

　メニューは、青森県の八食センターから仕入れた「はたはたの一夜干し」（680円）、「のどくろの一夜干し」（980円）、「お造り3点盛り」（1,390円）などの魚介類、「玉こんにゃく」「仙台笹（ささ）かまぼこ」、コンブや数の子、大根などを漬けた「ねぷた漬け」（以上380円）、「青森いちご煮」（980円）などの郷土料理を提供する。

　ドリンクは、青森県の「田酒 特別純米」（1,560円）、秋田県の「刈穂六舟 吟醸」（790円）など東北の日本酒、山形県の高畠ワイン「シャルドネ」（3,500円）、「津軽りんご酒」（480円）、「さくらんぼ酒」（550円）、「ラ・フランス酒」（580円）などの果実酒、「キリン 一番搾り」（グラス430円）などを幅広くそろえる。

　ランチは今月28日からスタート。「北上コロッケ」（850円）、「宮城 森林鶏の空揚げ」（900円）、「三元豚のヒレカツ」（1,200円）、「海鮮重」（1,380円）、日替わりの焼き魚か煮魚などのメーンに総菜バイキングが付く。

　現在、同店の前で行われている道路の拡張工事が「悩みの種」だと吉田さん。「店の前で工事しているので、どうしても店がオープンしたことが伝わりづらい。メニューもこれからどんどん増やしていき、ゆっくり落ち着いて飲んでいただける店づくりを目指す」と話す。「知り合いがたくさん東北にいるので、応援していきたい」とも。

　営業時間は11時30分～13時30分、17時～22時。