東急目黒線・武蔵小山駅近くに9月22日、鉄板焼き店「長田いっしん」(品川区小山3、TEL 03-6426-9125)がオープンした。店舗面積は11坪、席数は30席。
経営は、居酒屋やアミューズメント施設を中心に多店舗展開する多摩川(葛飾区)。同ブランドは1号店となる。コンセプトは「神戸の下町・長田のお好み焼きを東京へ」。
同社エリア長の三浦克友さんは、「東京に進出している関西のお好み焼き店はたくさんあるが、味が濃かったり、店の雰囲気がスタイリッシュだったりと、どこか東京向けになってしまっているところが多い。東京に住む関西出身の人になじみのある場所にしたいと思った」と話す。
川崎市出身の三浦さんは神戸・長田を訪れたとき、どの鉄板焼き店も客が鉄板前のカウンター席に座り、店の大将がお好み焼きを作るというスタイルだったことに驚いたという。「関西ではよく見かける光景。こういう場で会話が弾んで、お店とお客さまとの間につながりができる」
メニューは「鉄人焼き」(1,280円)や「鉄人モダン」(1,580円)、「鉄人そば」(1,380円)、「いっしんモダン」(1,280円)、「いっしんそば」(1,080円)など、オリジナルメニューを多数用意。ほか「ホルモンポッカ」(1,080円)、「とん平焼き」(580円)、「ぼっかけ焼き」(780円)、「オムそば」(980円)など。
アルコールは生ビール、ハイボール、ウーロンハイ、日本酒、焼酎、各種サワー(以上380円)などを用意する。
今後の展望について、三浦さんは「武蔵小山を本店にして、さらに多店舗展開していきたい。今後は『KOBE鉄人PROJECT』という長田の地域活性化プロジェクトにも参加する予定」と話す。「関西の人たちには懐かしさを、東京の人たちには新鮮さを感じていただければ。気軽に店のスタッフやお客さんたちと会話しに来たくなるような、ホッとできる場所にしたい」とほほ笑む。
営業時間は15時~翌2時(日曜・祝日は24時まで)。