高輪台駅近くに懐石料理店「ふじ」（港区高輪3、TEL 03-6277-0360）がオープンして約3カ月がたった。席数は13席。

白木と畳の香りが漂う店内

　店主の藤井康博さんは、銀座や恵比寿のすし店、和食店で15年ほど修業を積み、独立に踏み切った。出店の経緯について「すしや和食、そしてお酒をゆっくり楽しめる空間を作りたいと思った。高輪台の静かな立地と落ち着いた雰囲気が気に入っている」と話す。

　同店は完全予約制。ランチは6,500円、1万円のコース2種類。ディナーは1万円、1万3,500円、1万7,000円のコース3種類を用意する。「予約制にしたのは、時間を気にせずに料理を味わってほしいから。内装は白木と畳にこだわり、カウンター越しにお客さまと会話ができる造りにした」

　ランチ、ディナーともに全てのコースですしを提供している。魚は長崎、野菜は京都などから仕入れた旬のものを使用。アルコールは日本酒を中心に用意する。食後には和菓子と抹茶が付く。

　オープン後の反応について、「9割以上のお客さまがリピーターになってくださっている。おいしいという言葉もうれしいが、店に何度も足を運んでいただけることが何よりの評価」と藤井さん。「今は50代以上のお客さまが多いが、若い人にも記念日などで利用していただければ」とほほ笑む。

　営業時間は11時30分～13時30分、17時30分～21時30分。水曜定休。