五反田TOCビル(品川区西五反田7)地下1階に免税店「豌豆公主(ワンドウ) 五反田TOC店」が移転オープンして1カ月がたった。運営はインアゴーラ(港区)。
同店は、日本の商品が購入できる中国人向けECサイト「豌豆公主」の実店舗。2017年8月に赤坂でオープンしたが、中国人観光客の多くが大型バスツアーを利用することを考慮し、五反田TOCビルへの移転を決めたという。店舗面積は21坪。
同社広報の仲山直見さんは「中国人観光客は、その場で商品を購入したい方が多いので、リアル店舗のニーズがあると感じている。当店は免税店のため、送料や税金を含め同じ商品を2~3割安く購入できるのがメリット」と話す。
店舗では、サイトで人気ランキング上位の日本メーカーの商品を扱う。フェースマスクやスキンケア関連商品をはじめとした化粧品や衛生用品、ベビー用品、食品、文房具、中古ブランド品など、1000種類以上を取りそろえる。
同社が提供する「豌豆公主」のアプリで商品タグのコードを読み込むと、中国語で商品説明や口コミを確認できる。客単価は約2,000円。
「予想以上に日本人の利用が多いため、商品ラインアップの調整も検討している」と仲山さん。「中国人観光客にどんな商品が人気なのかを知ることは、日本人にとっても新たな発見があると思う。他店とは一味違った楽しみ方をしてもらえれば」と話す。
営業時間は10時~20時。