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中延商店街の「宅飲み酒場 アヤノヤ」が価格改定 お土産ボトル1,000円飲み放題も

「宅飲み酒場 アヤノヤ」店主の西田彩乃さん

「宅飲み酒場 アヤノヤ」店主の西田彩乃さん

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 中延商店街「なかのぶスキップロード」の居酒屋「宅飲み酒場 アヤノヤ」(品川区東中延2、TEL 03-6421-6299)が10月1日、リニューアルオープンした。

1,000円で飲み放題の各種ボトル

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 2016年11月に「自宅のようにくつろげる空間」をコンセプトに出店した同店。今年8月に一時休業し、9月からは閉店時間を早めて試験的に営業を再開していた。店舗面積は10坪。席数は16席。

 店主の西田彩乃さんが一人で切り盛りする。「平成が終わる前にレベルアップしたかった。私が得意なのは、ドリンクを作りながら人と話すこと。自分にできること以外はやらない」と話す。アルコールドリンクの知識や技術は、趣味と8年間の飲食店勤務経験で習得したという。

 リニューアルでは主にメニューの価格を見直した。これまで全品300円だったドリンクメニューは、生ビールなど一部を500円に値上げする。フードメニューは全て廃止し、来店客が各自持ち込むスタイルに変更する。缶のまま提供する酎ハイメニュー「セルフ自動販売機」も企画・実施したが、客層と合わず開始2日で取りやめたという。

 値上げした分、ウイスキーは「シーバスリーガル ミズナラ」など、より高級な銘柄を用意する。以前からの人気メニューであるハイボールや、常連客が「初めて連れてきた人には必ず薦める」と話すレモンサワー(以上300円)は価格を据え置いた。ソーダは専用機器で注ぎ、レモンは地元商店街の「マルシン本田青果」(品川区東中延2)で仕入れる。

 このほか、同店には常連客が出張や旅行で購入した全国各地の地酒が差し入れで集まるため、土産のボトル限定で1,000円飲み放題プランも用意する。ラインアップは日本酒や泡盛など常時15種類ほど。

 持ち込みのフードについて、西田さんは「近隣の店にはすてきなテークアウトメニューがたくさんある。各自好きなものを選んでほしい」と商店街の利用を呼び掛ける。「迷ったときにはアドバイスする」とも。

 同店の客層は20代から70代まで。週4日通う常連客や、中には1日3回来る客もいるという。「人生相談したら乗ってくれるお客さんばかり」と西田さん。「自宅で動画を再生しながら酎ハイを飲むくらいなら、300円を握りしめて来ていただければ」とほほ笑む。

 営業時間は13時~23時。水曜・日曜定休。

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