小料理店「魚菜 由良 鼎(かなえ)」(品川区大井1、TEL 03-6876-3920)が10月17日、大井町駅近くにオープンした。
大井町で本店と2号店を構える「魚菜 由良」の姉妹店で、店主は本店に4年間勤務した西村吾郎さん。予約が取れないお客さまが増えたことからのれん分けを打診され、独立した。店名は古代中国で使われていた3本脚の礼器「鼎(かなえ)」から。
店内は黒色を基調に落ち着いた雰囲気を演出しつつ、赤いのれんが色を添える。入り口の扉に3つの窓を入れ、看板の「鼎」を3重線の円で囲むなど、装飾は「3」にこだわった。店舗面積は14坪。席数は、テーブル席10席と個室席6席、カウンター5席を設ける。
旬の食材を使ったコースメニュー(4,000円~)は、前菜や刺し身、焼き物、鍋3種、デザートなど全13品以上の料理を用意する。そのほか「里芋のふわふわ揚げ」(680円)や「雲丹といくらのこぼれ盛り」、「銀鱈西京焼き」(以上980円)、「金目鯛のしゃぶしゃぶ」(1人前=1,280円)などのアラカルトメニューも用意する。
ドリンクは、旬の食材に合わせて、全国から日本酒を仕入れる。「ザ・プレミアムモルツ」や芋焼酎「さつま寿」(以上580円)、「黒龍 大吟醸 龍」(1,800円)、「鶴梅 完熟にごり」(730円)、「サントリー 山崎」(700円)、「カルロロッシ」(グラス=400円)なども取りそろえる。
ランチメニューは、「鯛めし御膳」(1,500円)、「国産牛のすき焼き御膳」、「金目鯛煮付け御膳」(1,800円)など。いずれの御膳も、刺し身と豚の角煮のどちらか1品に前菜、小鉢、だし、汁物、漬物、デザート、ドリンクが付く。客単価はランチ=1,800円、ディナー=6,000円。
「『3号店で味が落ちた』と言われないように努力するのはもちろん、本店や2号店にはない洋食を取り入れるなど、新しいメニューに挑戦をしながらリピーターを増やしていきたい」と西村さん。「コース料理はボリューム満点。おいしいものをおなかいっぱい食べたいと思ったら、ぜひご来店いただければ」とほほ笑む。
営業時間は、ランチ=11時~14時、ディナー=17時~22時。