「目黒川みんなのイルミネーション2018」が11月9日、東五反田・目黒川沿いの桜並木で始まり、点灯カウントダウンイベント「冬の桜 イルミネーションフェスタ」が五反田ふれあい水辺広場(品川区五反田2)で行われた。
点灯カウントダウンに参加した、しながわ観光大使の「シナモロール」
主催は、目黒川みんなのイルミネーション実行委員会と品川区。再開発が進む大崎・五反田エリアで、街への愛着と誇りを育むことを目的にスタートした同プロジェクトは今年で9年目。「冬の桜」をテーマにしたピンクLEDの装飾距離は、約2.2キロ。約40万個のLED電球を使う。
イルミネーションはすべて自家発電で点灯する。電力は家庭や近隣の店舗から回収した廃食油を精製したバイオディーゼル燃料を使う。「二酸化炭素の削減と電力のあり方を考えるきっかけになれば」と同実行委員の小山優さん。
「昨年は国内メディアだけではなく、イギリスや中国、韓国などのメディアでも取り上げられた。毎年イタリアで開催される国際的なデザインコンペティション『A' Design Award(エーダッシュデザインアワード)2017』で銀賞を受賞し、海外でも注目を浴びている」とも。
「冬の桜 イルミネーションフェスタ」には、しながわ観光大使のサンリオキャラクター「シナモロール」が登場し、写真撮影やパフォーマンスで会場を盛り上げた。そのほか、アートイベントやキッチンカーなども登場し、冬の桜道に花を添えた。
11月22日からは、冬の桜の「お花見スポット」として、五反田ふれあい水広場に3基のアウトドアドームを設置する。ドームは直径3.6メートル、高さ2.2メートル、広さ10平方メートル。来場者は寒さを避けながら、イルミネーションを見ることができる。12月26日までの期間限定。
12月15日は同所で「冬の桜 ウインターコンサート」を開く。国内外で活躍する和楽器ユニット「AUN J Classic Orchestra(アウン ジェイ クラシック オーケストラ)」と若手女性和楽器ユニット「SAKURA J SOUNDS(サクラ ジェイ サウンズ)」によるコラボ演奏などを展開する。
小山さんは「地域のみなさまの協力で今年も開催できた。冬の風物詩としての認知も高まってきており、遠方から来る方も増えている。ぜひ多くの人に冬の桜を楽しんでもらえれば」と呼び掛ける。
点灯時間は17時~22時。イルミネーションは1月6日まで。