五反田駅西口近くに11月12日、バル「チェローナ」(品川区西五反田2、TEL 03-3490-8938)が移転オープンした。運営は精肉卸業者のヤザワミート(港区白金1)。
同店の前身は、2016年に白金高輪でオープンした「無添加焼きそば BARチェローナ」(港区白金1)。白金高輪駅近隣の再開発のため、6月いっぱいで立ち退くことになった。
移転に伴い、店のコンセプトを「大人の社交場」に変更。料理長の福島亮さんは、移転先を五反田に決めた理由について、「五反田のイメージは今、歓楽街からIT企業が集まる街へと変化しつつある。その混沌とした雰囲気の面白さが気に入り、店のコンセプトも変更した。舌が肥えた方々にも楽しんでもらえる場所にしたい」と話す。
店内はゆったりと食事できるスペースとしてテーブル席を新設し、調理の臨場感を楽しめるようカウンター席の前に鉄板を配置した。店舗面積は約12坪。席数はカウンター10席、テーブル6席。
「目利き」の職人が全国から選び抜いた食材を使うという。メニューは「自家製イクラをたっぷり乗せたブルスケッタ」(1,200円)や「北の極みトマトとイタリア産燻製(くんせい)モッツァレラのサラダ」(1,280円)、「対馬穴子のフリット スカペーチェ風」(1,480円)、「ガツンと完熟黒胡椒(こしょう)を効かせた黒毛和牛ホホ肉の赤ワイン煮込み」(2,400円)など、酒に合う料理を豊富に用意した。
新コンセプトに合わせて、焼き物は移転前から人気だったメニューを改良した。「海老の串焼き 野菜のソース(1本)」(430円)やA5ランクの黒毛和牛とオリジナル生麺を使った「極上和牛あんかけ焼きそば」(2,800円)など。
ドリンクメニューはワインを中心にそろえる。「シャトー酒折/マスカットベーリーA樽(たる)熟成 '15(赤ワイン)」や「シャトー ド ロレ クレマン ド ロワール ブリュット NV(スパークリング)」、「ドメーヌ ガヴォティ コートドプロヴァンス グラン クラシック ブラン '16(白ワイン)」(以上グラス=950円)など。そのほか、「皮ごと丸々使った国産無農薬レモンサワー」(750円)や「サントリー ザ・プレミアム・モルツ」(700円)も取りそろえる(以上税別)。客単価は5,000~6,000円。
「精肉卸業者だからこそ、その時々で最もおいしい肉を仕入れられる。そして新たに、良質な魚介の仕入れルートを作った」と福島さん。「移転前の無添加でヘルシーな料理の良さを引き継ぎつつ、さらにパワーアップさせた店になった。酒も食事も楽しんでいってほしい」とほほ笑む。
営業時間は17時~23時45分。年末年始は休業。