「武蔵小山一番通り商栄会」が開発したオリジナルクラフトビール「武蔵小山一番しぼり」の完成記念お披露目会を兼ねた、同商店街の新年会が1月10日、イタリアンレストラン「Leon Bianco(レオンビアンコ)」(品川区小山3、TEL 03-6328-9363)で行われた。
商店街活性化を目的に開発した同商品。「Leon Bianco」を運営するANTHILL(アントヒル)社長で同商店街理事を務める石渡彩恵(いしわたりさえ)さんを中心に、11月から開発を進めてきた。
製造は羽田麦酒(大田区)。同商店街理事らが、醸造所で計量や配合などの仕込み作業を手伝った。「若い人から高齢者まで幅広い層が楽しめる、クセのない飲みやすいクラフトビールを目指した。羽田麦酒では少量から醸造できるので、お客さんの反応や時期に応じて味を調整していく」と石渡さん。
ラベルデザインを手掛けたのは、デザイン会社「ローマングラフィックス」(神奈川県)の土屋宏平さん。武蔵小山のマスコットキャラクター「たけ丸」を起用し、麦とホップの絵柄を取り入れた。暖色でまとめることで、親しみやすい雰囲気にしたという。
新年会参加者の一人は「クラフトビールはクセがあり、飲みにくいものという印象があった。武蔵小山のクラフトビールはさっぱりとした飲み口なので、ビールが苦手な人にもお薦め」と話す。
今後は武蔵小山の飲食店で提供する。「ビールを置いてくれる飲食店を随時募集している。パルム商店街や西口商店街など、武蔵小山一円で提供していきたい」と石渡さん。「今後はビアガーデンやオクトーバーフェスト、マルシェなど1年を通してさまざまなイベントを考えている。ゆくゆくは、武蔵小山が『ビールの街』として知られる場所にしていきたい」と意気込む。