和喫茶&オーガニックコンビニ「和合堂(わごうどう)」(港区三田2、TEL 03-4405-4869)が、三田駅近くにオープンして1カ月がたった。
「京都の茶屋」をイメージしたという店内は、白色と温かみのある木目を基調に、朱色の野だて傘や障子紙のランプシェードを設置。壁には書道家・青柳美扇(あおやぎびせん)さんが作品を描いた。店舗面積は17坪、席数はテーブル席10席。
オーナーは、長野県出身で「バブルサッカーFAN」や「チョコレートバー東京」など、複数の事業を手掛ける高崎圭悟さん。地元でよく通っていたというスノーボードショップが2014年に閉店し、同ショップのオーナーから店名とロゴを継承した。「すべての人が和気あいあいと集まれる場所にする」との思いを引き継ぎ、三田で和喫茶&オーガニックコンビニ店として再スタートした。
店のコンセプトと品ぞろえについて、高崎さんは「『自然との共存』を掲げ、商品はマクロビ・ビーガン対応の食品や自然由来の日用品を厳選した。現代の日本文化を伝えるため、博多織のネクタイや和紙を使ったバッグなど、日本の技術を生かした伝統工芸品も用意している」と話す。
甘味メニューは、長野県小川村から仕入れた野沢菜やかぼちゃ、あずきなど約10種類の「縄文おやき」やグルテンフリーの「プレミアム米粉どら焼き」(以上350円)、無添加の「幸せジェラート」(シングル=390円、ダブル=590円)、「匠のもっちり和三盆ロール」(550円)など。
ドリンクメニューは、宮城県産の釜いり茶「まるごと食べ茶」やカフェインやタンニンを削減した「三年番茶」(以上450円)、「はちみつゆずドリンク」、「穀物コーヒー」(以上600円)など。そのほか、甘味とドリンクのセットメニュー(600円~)も用意する。客単価は700円。
「都会のパワースポットとして、いろんな人が落ち着ける場作りを進めていく。春が近づいてきたら店内に桜の造木を植え、店外にも喫茶スペースを設ける予定」と高崎さん。「ゆったりと感性を取り戻したい時や仕事で忙しくてリラックスできていない時に、ぜひお越しいただければ」とほほ笑む。
営業時間は、平日=11時30分~21時30分、土曜=12時~19時。日曜定休。