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不動前に「和イタリアンmatsu」 イタリアンから転換、酒は100種用意

店主の松浦尚樹さん

店主の松浦尚樹さん

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 「和イタリアン matsu」(品川区西五反田5、TEL 03-6420-3747)が不動前駅近くにオープンして1カ月がたった。

「和イタリアン matsu」の店内

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 イタリアンレストラン「不動前食堂」からの転換。前店から引き続き、店主の松浦尚樹さんと妻の明子さんが店を切り盛りする。松浦さん夫妻は1994年から18年間、広尾で「イタリア料理 松浦」を営業。2017年11月に「不動前食堂」をオープンした。

 リニューアルの理由について、「以前は定食が食べられる店だと間違われたことも。店名とのギャップを埋めるため、コンセプトを練り直した」と松浦さん。リニューアル後は、イタリアンをベースに和の要素を取り入れた料理を提供する。これまでは女性客がメインだったが、仕事帰りの男性客もターゲットに入れ、アルコールのラインアップを増やした。

 フードメニューには、アンチョビの代わりに酒盗を使った「酒盗とドライトマト 九条ねぎのペペロンチーノ」(80グラム=790円、120グラム=990円)や、フレッシュトマトでさっぱり仕上げたという「あじのなめろうイタリアン風」(690円)、バジルソースを使った「イタリアン炙(あぶ)り締めさば」(590円)などを新たに考案。現地直送の素材を生かす「北海道留萌産 タコのマリネ」や粒マスタードソースをかけて食べる「合鴨ロースの自家製生ハム」(以上590円)、栃木・岡農園のフルーツトマトを使った季節メニュー「トマトのカプレーゼ」(690円)も。

 アルコールメニューは、「キリ良く100種類に」とボトルワイン60種類、日本酒40種類をそろえ、グラスワインは週替わりで7種類を提供する。価格は、グラス=540円、デキャンタ=1,900円、ボトル(ワインのみ)=3,200円に統一。飲み放題プラン(アラカルト=2時間2,900円~、コース=2時間2,600円~)も用意する。

 ワインの銘柄は、ソムリエの資格を持つ明子さんが10カ国以上の産地から選ぶ。スペイン産の「ムッソ テンプラニーリョ」やイタリア産の「ドンカルロ ビアンコ」、スパークリングワインなど。日本酒は、北海道産の「二世古 特別純米 彗星 しぼりたて生酒」から熊本産の「花の香 桜花」まで全国各地の銘柄をそろえる。そのほか、「サッポロ 黒ラベル」「ハイボール」(以上540円)も。客単価は4,000円。

 提供メニューについて、「イタリアン一筋だった30代の自分ならやらない試み。50代になり、自分の引き出しを増やそうと思った。イタリアンがどこでも食べられる時代だからこそ、新しい挑戦がしたい」と松浦さん。「大人数の利用も歓迎。気軽さはそのまま、より幅広い味を楽しんで」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時30分(火曜・水曜・金曜・土曜のみ)、ディナー=18時~22時30分。日曜定休。

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