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五反田から「コワーキングバス」出発 目指すは千葉県、道中はリモートワーク

コワーキングバスの内部

コワーキングバスの内部

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 大崎広小路駅近くから「コワーキングバス」が9月26日、千葉県勝浦市に向けて出発した。企画はコワーキングスペース「VACANCY OFFICE GOTANDA」(品川区大崎4)を運営するトゲル(大崎4)、バスの運行はJTB(東品川2)が手掛ける。

千葉県勝浦市の海辺の様子

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 コワーキングバスは、大型バスで郊外のコワーキングスペースに向かい、現地で仕事をしてから夕方に都内に戻る日帰りツアー。バス内はWi-Fiや電源、作業用のテーブルが用意され、パソコンを使った作業が可能な空間になっている。

 初回となる今回の目的地は千葉県勝浦市。トゲル社長の小山拓さんは「実施のきっかけは、勝浦市にある廃校を利活用したコワーキングスペース『シェアキャンパス清海学園』に関わるようになったこと。そのつながりで、2018年7月から毎週月曜朝は勝浦でサーフィンと事務作業をするようになったが、車での移動時間がもったいないと感じ、企画の着想に至った」と話す。

 ツアー内では、「シェアキャンパス清海学園」を作業場所として利用できる。ウエットスーツの企画製造などを手掛けるネクストレベル(勝浦市)の見学、希望者限定で「地域の課題を考える」ワークショップも実施し、参加者の勝浦への興味関心を深める時間も用意した。

 参加者は30~40代が中心で、ITやクリエーター、広報、起業家、マーケターなど職業も多岐にわたる。男女比は同程度。参加者の男性は「普段もリモートワークだが、気分を変えようと参加を決めた」と話す。

 「晴れたので、海辺でも気持ちよく過ごせる日になりそう。コワーキングバスが、勝浦の魅力を多くの人に知ってもらうきっかけになればうれしい。今後は月1回の継続開催を考えている」と小山さん。「どんな場所でも仕事ができるならば、毎日同じ場所で作業をする必要はないはず。勝浦以外も含めて、リモートワーカーの選択肢を増やせれば」と話す。

 次回は10月21日に実施予定で、現在参加者を募集中。参加無料。

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