調理器具店「九雲(くも)」(品川区東中延2、TEL 03-6426-8481)が中延商店街「なかのぶスキップロード」にオープンして1カ月半がたつ。
「九雲」内装。ベビーカーでも伸び伸び買い物ができるようにスペースを確保
同ブランドは卸業とオンラインショップで商品の取り扱いを数年前に開始。常設店舗は初となる。中延商店街に店を構えた理由について、オーナーの小宮山良さんは「以前、商店街内の中延会館で期間限定の店を持ったことがある。そのときに、中延は昔から住んでいる方が多く、心の余裕がある方が多いなと思い、気に入った」と話す。
コンセプトは「大切にしたくなる道具を売る店」。店舗面積は15坪。「20~30代の若い世代にも九雲の調理器具を利用してほしい」という小宮山さんの思いから、ベビーカーでも伸び伸び買い物ができるようにスペースを確保。店内では、小さな子どもが興味の持てるものをと考え、マスコットキャラクターの「リクガメのウメちゃん」を飼育している。
商品は、具材が張り付かず洗いやすい「鉄のフライパン 24」(9,900円)や食材のうま味を引き出す「本手打ち手鍋 5寸」(1万2,100円)、料理初心者でも扱いやすい「九雲乃包丁 ペティ」(9,350円)のほか、まな板や鍋、弁当箱など調理器具全般を扱う。
「こだわりの行平鍋は手打ちで世界に2つとない品。鉄製フライパンはビスがなく洗いやすい上、用途別に重さを変えるなど、使用者も気付きにくい部分でこだわりを発揮している」と小宮山さん。店内にはキッチンも設置されており、試用することもできる。客単価は5,000~6,000円。現在は40~70代が主な購買層だという。
営業時間は11時~20時。