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戸越銀座に冬季限定「銀六いも」 店主「焼き芋をかわいい存在に」

冬限定でオープンする「銀六いも」

冬限定でオープンする「銀六いも」

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 焼き芋店「銀六いも」が戸越銀座にオープンして3週間がたった。運営は銀六いも。(同)

焼き芋を取り出す店主の柴岡由利子さん

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 場所は、戸越銀座商店街のアジュール戸越ビル前。商店街での軒先営業のため、テークアウトのみとなる。店主の柴岡由利子さんは戸越銀座出身。「以前は音楽イベント会社で宣伝の仕事が忙しく、子どもとの時間が全く取れなかった。ふと、このままではいけないと思い、働き方を見直す決心をした。今では、一緒に夕食を食べるなど、一緒に過ごす時間ができた」と話す。

 焼き芋店を開店した理由について、「ドラえもんに出てくるしずかちゃんは、いつもこそこそ隠れて焼き芋を食べている。恥ずかしがらずに堂々と焼き芋を食べてほしい、焼き芋自体をかわいいと思ってほしいという気持ちから」と説明する。

 焼き芋に使っている壺は、店主自らが実際に見に行き選んだという愛知県の常滑焼(とこなめやき)。「一度に十数個しか焼くことができないという大きな壺で、優しい色やかわいらしい見た目が気に入った。壺で焼くと、遠赤外線効果でしっとりと甘い焼き芋が出来上がる」と魅力を語る。

 店名は戸越銀座商店街が、関東大震災の後に水はけをよくするために銀座6丁目のれんがを敷いたことに由来する。店のロゴは、焼き芋を割ったときに立ち上る湯気と数字の6を掛け合わせたものだという。

 焼き芋の品種は時期によっても変わり、紅はるかは常時、そのほかは時期に合わせてそれぞれ大・中・小のサイズを選べる。品種は、千葉県産「紅はるか」(大600円・中500円・小350円)、鹿児島県産の減農薬栽培「ホワイトスイート」(大800円・中600円・小400円)、「シルクスイート」(大600円・中500円)、「安納いも」(大600円・中500円・小400円)、「マロンスイート」(大600円・中500円・小400円)。

 今後の展望については「減農薬栽培のお芋をもっと取り入れて、ナチュラルな素材を使っていきたい。お芋のスイーツを作って常設店舗を出したいと品川で探しているところ。現在は、一人で店をやっているが、今後一緒に働いてくれるスタッフも探す予定」と力を込める。

 営業時間は13時~17時。月曜・火曜・木曜・金曜は定休。営業は4月末まで。

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