焼き芋の屋台を集めたイベント「品川やきいもテラス」が1月27日、品川駅港南口エリアの品川シーズンテラスイベント広場(港区港南1)で始まる。主催は品川シーズンテラス、企画運営は品川シーズンテラスエリアマネジメント事務局(港区)とタノシナル(江東区)。
同イベントは今年で4回目を迎える。イベントを統括するエヌ・ティ・ティ都市開発商業事業部・清水毬衣さんは「昨年は7日間で約5万8000人が来場し、過去最多の来場者数を誇った。年々焼き芋人気の高まりを感じている」と話す。
今年は全国の焼き芋店16店をブッキングし、過去最多の出店数となる。初出店は岡山県で育てられた早雲蜜芋を扱う「早雲蜜芋本舗」(岡山県)と、東京・清澄白河のサツマイモ専門店「oimo lab.(おいもらぼ)」(江東区)の2店舗。オリジナルブランド芋「華むらさき」を取り扱う「蔵出し焼き芋 かいつか」(茨城県)や、茨城県鉾田市で生産されるブランド芋「旭甘十郎(あさひかんじゅうろう)」を提供する「焼き芋専門店 芋やす」(同)なども出店する。
昨年に続き今年も、焼き芋だけではなく、各店が新たにサツマイモを加工した「やきいもグルメ」を用意。「やきいもコロ」(愛知県)の「メープル・バニラ・やきいもポタージュ」や「薩摩芋蜜匠 あめんどろや」(文京区)の「お芋の蜜のアップルパイ」、「こだわりの石焼き芋専門店 ヒゲ商店」(福井県)の「三福富金団子(さんぷくとみきんだんご)」などを販売する。
西大井駅近くで毎年「超蜜焼き芋」を使った期間限定店をオープンしている「焼き芋 pukupuku」(品川区)の須藤武志さんも、昨年に引き続き参加。「今年もびっくりするくらい甘い、特別な焼き芋を提供する。前回好評を頂いた超蜜やきいもポタージュに加え、超蜜やきいもパンや特製の焼き菓子も販売するので、ぜひ立ち寄ってもらえれば」と意気込む。
会場には毎年恒例の野外こたつのほか、室内でくつろげるドームテント、佐賀県「武雄温泉」から源泉を直送した足湯を新たに設置する。足湯用に、ストッキングや靴下を脱がずに入れるビニールソックスの用意も。そのほか、佐賀県から1団体6自治体(佐賀県・佐賀県観光連盟・武雄市・嬉野市・有田町・鹿島市・太良町)の特設物産展を開催する。「昨年は、お客さまから足湯の要望が多く、佐賀県と協力して今回2年ぶりに足湯を復活した」(清水さん)
清水さんは「会場ではイベント初披露の品種の焼き芋や、会場限定のメニューを100品目以上用意している。今年は6万人の来場を目指したい。寒い季節だが焼き芋を食べておなかも体も温まってもらえれば」と来場を呼び掛ける。
開催時間は12時~19時(2月1日は10時~、最終日は10時~18時)。2月2日まで。