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五反田のコワーキングスペース発「親子料理コンテスト」 近隣店でメニュー化も

高橋未来さん(右下)と、協力を申し出た「VACANCY OFFICE GOTANDA」利用者

高橋未来さん(右下)と、協力を申し出た「VACANCY OFFICE GOTANDA」利用者

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 自宅訪問型の幼児向け料理教室「ハクシノレシピ」は4月2日、「#コロナに負けない親子料理コンテスト」をスタートし、インスタグラム投稿による応募を受け付けている。主催はHacksii(ハックシー)(品川区大崎4)。

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 「ハクシノレシピ」は、スタッフが利用客親子の自宅に訪問し、子どものアイデアをもとに創作料理を一緒に作るサービス。新型コロナウイルスの感染拡大防止の自粛要請を受け、4月8日から無期限のサービス停止を決断した。

 同社社長の高橋未来さんは、自身が入居するコワーキングスペース「VACANCY OFFICE GOTANDA(ベイカンシー オフィス ゴタンダ)」利用者と近況報告や意見交換を行う中で、同コンテストを思い付いたという。デザイナーやエンジニアなど同スペース利用者6人の協力を得て、約1週間で同コンテスト開催を発表した。

 高橋さんは「料理を完成させた子どもの笑顔は人を元気にする。イベントや教室が次々と自粛される今だからこそ、親子の明るいコミュニケーションのきっかけをつくりたいと考えた」と話す。「自分だけでは今回の企画を実行に移せなかった。本業がありながら『今は明るい話題が必要だから』と知恵を絞ってくれたメンバーに、心から感謝している」とも。

 同コンテストの募集テーマは「食べた人が笑顔になる、親子で作るお肉料理」。オリジナル料理の写真を募集する。対象は、3歳~12歳の子どもとその保護者。「レシピを決めて食材を買うのではなく、冷蔵庫にあるものでどんな料理ができるかお子さんと想像するのが醍醐味(だいごみ)」(高橋さん)

 コンテスト参加者は、料理作品を手に持った子どもを撮影し、指定のハッシュタグと紹介文を添えてインスタグラムに投稿する。応募締め切りは5月7日で、期間中は何度でも応募可。

 高橋さんを中心とした企画メンバーで選考を行い、入賞者の料理作品は五反田のバル「東京食堂」(西五反田1)でメニュー化する。5月中のテークアウト販売を予定する。

 連動企画として、オンライン上で親子向けの料理講座を開催する。調理器具や食材を使うクイズなどを通して、親子で料理に取り組むコツなどを伝える予定。配信時間は4月12日11時から。参加申し込みは「ハクシノレシピ」が運営するSNSから。

 「先が見えない不安の中、子どもと過ごす在宅時間にストレスを感じる場面は多々あるはず」と髙橋さん。「コンテストが息抜きの機会になり、親子同士の前向きな『おうち時間』を増やせたら」と応募を呼び掛ける。

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