立ち飲み居酒屋「ビー玉」(品川区大井1)がJR大井町駅西口近くにオープンして1カ月がたった。
店名の由来は、オーナーである李美意(り・びい)さんの名前。李さんは、岡山で農業の勉強をした後、大井町で店舗運営の募集を見つけ、今回の開店に踏み切ったという。店舗面積は3坪、立ち飲みスタイルでカウンターのみ8席。
日本酒の販売支援などを手掛けるサケ・ラバーズ(台東区)から仕入れた日本酒(グラス=500~600円)を常時10種類以上そろえる。「なかなか飲めない珍しい日本酒を求めて、遠方では栃木県から足を運んでくれるお客さんもいる」と李さん。時期によって仕入れる銘柄を変えているという。
フードメニューは「カンジャンセウ(エビのしょうゆ漬け)」「ヤンニョムチキン」「ソーセージのカレー炒め」(以上450円)、「豚バラ軟骨煮込み」(500円)などを提供する。
「新型コロナウイルス感染症の影響で、難しい状況でのスタートとなったが、周りのお店に支えられて無事オープンできた」と李さん。「お客さんに自分の居場所を作ってもらっている感覚があり、感謝の気持ちでいっぱい。日本酒に興味がある人も、日本酒をあまり知らない人も一度来てもらいたい。もっとたくさんの人が安心できる場所になれたら」とほほ笑む。
新型コロナウイルス感染症の対策として消毒液を設置し、密閉・密集・密接のないよう注意するという。営業時間は17時~22時。火曜定休。