うなぎ店「二代目 鰻串長」(品川区中延3、TEL 03-6779-8840)が荏原中延駅前にオープンして3カ月がたった。経営は勇照(足立区)。
建物の老朽化に伴う立ち退きのため、蒲田から移転した。たこ焼き専門店「あほや 荏原中延駅前店」跡を改装して利用する。持ち帰りのみ。店舗面積は約8.5坪。
オーナーの松本勇二郎さんは実家がうなぎ問屋で、「幼い頃からうなぎは生活の一部」と話す。高校卒業後、うなぎ専門店で修業した後、現職で経営を学んだ。
うなぎは注文を受けてから焼き上げ、出来たてを提供する。レギュラーメニューは「上蒲(かば)焼き」(2,000円)、「特上蒲焼き」(3,000円)のかば焼き2種、「上弁当」(2,200円)、「特上弁当」(3,200円)、「ならび弁当」(4,200円)の弁当3種。数量限定メニューとして、「肝焼き」(400円)、「ひれ焼き」(300円)を用意する。想定客単価は3,000円。
「価格を抑えながら、新鮮でうま味の詰まった国産うなぎを提供したいと考えた。長年うなぎと携わってきた自身の手でさばくことにより、商品の品質も保っている」と松本さん。
オープン後の来客は、年配の周辺住民が多いという。今後は、状況を見ながら店内での商品提供を開始する予定。電話での注文も受け付ける。
松本さんは「『近所にうなぎ店がなかったのでうれしい』という声をいただいている。年配の方から口コミで広がり、若い人にも食べてもらえたら」と来店を呼び掛ける。
営業時間は11時~19時。火曜・水曜定休。