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戸越に5坪のイタリアン「暖想久」 夫婦で独立開業、店名は飼い猫から

店主の吉成祐さん

店主の吉成祐さん

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 イタリアン「5坪伊太利亜 暖想久(たんそく)」(品川区戸越6)が戸越公園駅南側エリアの大原通り沿いにオープンして2カ月がたった。

「5坪伊太利亜 暖想久」店内

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 バー「Frog」跡を改装して使う。内装は、木を基調として温かい雰囲気にこだわったという。席数は、ソーシャルディスタンスを確保するため座席を減らして8席。店舗面積は5坪。テークアウト可。

 店主の吉成祐さんと妻の有里さんが夫婦で切り盛りする。店名は、有里さんの母が飼う猫の名前から。「『いつまでも暖かく想い、忘れない』という意味。短い足でもがむしゃらに頑張っていきたいという思いも込めた」と吉成さん。

 吉成さんは18歳から23年間、イタリアンの料理人として勤務。恵比寿のイタリアンで料理長を務めた経験も。独立出店の場に戸越エリアを選んだ理由として「戸越公園駅や中延駅から徒歩5分ほどの好立地。もともと10年ほど戸越エリアに住んでおり、地域に根ざしていきたい思いもある」と話す。

 フードメニューの目玉は、500度のピザオーブンで焼き上げるナポリピザで、「マルゲリータ」「プロシュート」「日替わりピッツァ」(以上900円)などをラインアップ。前菜は「フレッシュトマトとモッツァレラのカプレーゼ」(480円)、「自家製燻製ししゃもとかぶのマリネ」(580円)、パスタは「牡蠣のペペロンチーノ」(1,100円)、「ラム肉のトマトソース」(950円)、メイン料理は「赤魚のロースト」(900円)など、季節の食材を取り入れつつ日替わりで提供する。

 ドリンクメニューは「サッポロ黒ラベル」(450円)、ワイン(赤・白・スパークリング=各500円~)などをそろえる。

 吉成さんは「お客さんとの距離が近い、フランクな接客を心掛けている。つらい時や寂しい時に元気を与えられるような、みんなに愛される店にしたい」と意気込む。

 営業時間は12時~22時。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、マウスガードを着用して調理・接客するほか、対面にならないように席を配置し、定期的に換気する。

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