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戸越公園に「ことぶきベーカリー」 道産小麦を使用、画像認識AIレジ導入も

「ことぶきベーカリー」外観

「ことぶきベーカリー」外観

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 「ことぶきベーカリー」(品川区戸越5、TEL 03-3781-8100)が戸越公園駅近くにオープンして3カ月がたった。

「ことぶきベーカリー」内観

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 場所はとごし公園通り(戸越公園中央商店街)の青果店「こせき青果」跡。持ち帰りのみ、店舗面積は約14坪。

 オーナーの鈴木さん一家は約40年間、家族経営でスーパー「ことぶき薬局」(港区白金)を営んでいたが、立ち退きをきっかけに同じ店名のパン店を経営しようと考え、パン作りの修業に励んだという。

 イーストフードや乳化剤、保存料などを使わずに仕上げたパンを提供する。材料には北海道産の小麦やバター、小豆、牛肉などを使う。娘で専務の美穂さんは、「日持ちはあまりしないが、安心して食べてほしい」と胸を張る。

 パンは20~30種類を並べ、季節ごとに種類を入れ替える。お薦め商品は「こしあんぱん」「サクサクメロンパン」(以上180円)、「オリジナル揚げたてカレーパン」(260円)、「パンドミー」(ハーフ=250円、1斤=480円、以上税別)。

 食品ロスの削減と「子どもの命と権利を守るためにできることをしたい」という思いを込めて、サンドイッチを作る際に出る食パンの耳の売上金を「パンの耳募金」(1袋=50円以上)としてユニセフに寄付する。

 店内には画像認識AIレジを導入し、会計時はパンを画像認識して清算する。レジ袋は、バイオマス素材の配合率が25%以上の素材を使うため無料。利用客がエコバッグとして再利用できるよう工夫する。客単価はおよそ800円。

 「毎日来てくださる方やたくさん購入してくれる方がいてうれしい。今後は街に合わせた発展をしていきたい」と美穂さん。「材料にこだわり、子どもにも安心して食べさせられるパンなので、買ってみて」と呼び掛ける。

 営業時間は10時~19時。新柄コロナウイルス感染症拡大防止のため、アルコール消毒液の設置。レジにはビニールシートを貼り、入店は一度に3組まで。

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