毎シーズン恒例のコミックマーケット(コミケ)関連イベント「大崎コミックシェルターオンライン2」が12月30日、ユーチューブで生配信される。主催は大崎コミックシェルター実行委員会(品川区)。
「大崎コミックシェルター2020春」の様子(写真提供=大崎コミックシェルター実行委員会)
同イベントは、東京ビッグサイトで開かれるコミケの来場者を乗換駅である大崎に誘致する目的で開かれてきた。考案は大崎西口商店街のマスコットキャラクターである大崎一番太郎。新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため冬のコミケが延期になり、ユーチューブによる生配信を決めたという。オンラインで開催するのは2回目。
実行委員の綱島竜太さんは「大崎を年末に一度は思い出してほしくて企画した」と話す。「今回の放送では、スタジオから飛び出して中継を行う予定。前回よりパワーアップしているので楽しみにしてほしい」とも。
今回は初の試みとして、「大崎一番太郎と行く!フライング初詣オンライン!」を生配信する。さらに、配信場所である「大崎マチキチ」(大崎2)のビル屋上にカメラを設置し、て「大崎風景垂れ流し放送」を生中継。登場20周年を迎えたキャラクター「スパンキー」の生誕祭を実施するほか、カウネット(港区港南1)の販売するコミケ用ミーティングバッグを「忖度(そんたく)なくレビュー」し、抽選でプレゼント企画も行う。
放送には、大崎一番太郎の声優を務める山口勝平さんや中谷一博さん、林りんこさんが出演予定。そのほか、「おもしろ同人誌バザール」の主催サークル「版元ひとり」と「大崎新緑ステーション」による同人誌レビューと、ECサイトを紹介する「通販企画」、「犬山家による犬山劇場(仮)」もある。通販企画では、購入者に先着順で山口勝平さんの直筆イラスト入りコースターを進呈する。
「コミケ用ミーティングバッグを販売するカウネットとは、大崎コミックシェルターに参加した同人サークルの助言で縁がつながった」と綱島さん。「イベントのファンからは応援イラストも届いている。コミックシェルターの今後はコロナ禍でどうなるか分からないが、生配信で大崎を思い出していただき、リアルイベントとして開催できるようになったら足を運んでほしい」とも。
イベント考案者である大崎一番太郎は「前回の生配信では放送事故が多かった。スタッフが頑張ってくれると思うので、今回のイベントを『本番』として見てほしい」と話す。
開催時間は15時~21時30分。配信スケジュールは公式ツイッターで告知予定。新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、スタッフのマスク着用と体調の確認、スタジオの定期的な換気を行うほか、消毒液を設置する。配信・中継のスタッフ体制は人数を最小限に絞る。