イタリア料理店「trattoria e poi(トラットリア エ ポイ)」(品川区西五反田8、TEL 03-6384-6995)が大崎広小路駅前にオープンして3カ月がたった。運営はSIY(同)。
開店経緯について、店長の伊藤洋介さんは「会社勤めをしていたが、働き方改革の影響で社の方針が変更になり、折り合いがつかず退職。これまで飲食店の立ち上げに携わっていた経験を生かして、信頼できる仲間と一緒に店を開くことにした」と話す。店舗面積は20坪。席数は38席で、当面は26席に減らして営業する。
店名の「e poi」は、イタリア語で「それから・それで」を意味し、会話の中で盛り上がっている時に使う表現だという。「お客さま同士やスタッフとの会話が弾むようにと思って付けた。コロナ禍をみんなで乗り越え、良い状況になればという希望も込めている」と伊藤さん。
メニューは、毎日の豊洲市場からの仕入れ状況によって決める。ディナータイムは、「本日のカルパッチョ」(1,200円)や「淡路島の玉ねぎのロースト」(480円)、「新鮮な鶏肉の刺身」(1,800円)などを提供する。新鮮なレバーを4日かけて調理する「レバームース」(500円)、カイノミの塊肉を炭火で焼いてまきで燻(いぶ)す「炭火焼き」(2,200円)、10日間寝かせた後に低温のオーブンで2時間半かけて火を入れた「鹿児島の霧島豚の自家製ハム」(980円)なども。
ランチタイムは、メインの「大山鶏のサラダ」、ラザニア(以上1,200円)、パスタ(1,000円)が選べる。カルパッチョ、日替わりの1品、スープ、食後にコーヒーか紅茶が付く。
ドリンクは、60種類のボトルワイン(3,000円~5,000円)や20種類のグラスワインのほか、サワーやソフトドリンク(以上、各500円)も用意する(価格は全て税別)。
今後の展望について「コロナ禍でも訪れてくれるお客さまに、食を通して旬や季節を感じてもらいたい。日々仕込みから手を抜かず、お客さまが何か食べたくなったとき一番に頭に浮かぶ店であり続けたい」と意気込む。
営業時間は、火曜~金曜=11時~13時30分、土曜~日曜=15時~20時。月曜・祝日定休。新型コロナウイルス感染症対策として、消毒液を設置して店内を換気・消毒するほか、スタッフは手洗いを徹底し、マスク着用で接客する。店内中央には紫外線照射型の空気清浄機を設置し、席数を減らし座席間隔を広くする。