食べる

品川・二葉に「壺やきいも ももんが」 週末は「あやちゃん」がダンスを披露

「壺やきいも ももんが」 外観とモモンガのマスコットキャラ「あや」

「壺やきいも ももんが」 外観とモモンガのマスコットキャラ「あや」

  • 11

  •  

 「壺やきいも ももんが」(品川区二葉3 、TEL 03-3784-2376)が二葉公園近くにオープンして2カ月がたった。運営はピアノやゴルフの教室運営を手掛けるピミタン(同)。

壺焼きの様子

[広告]

 同店は、工業用ゴムやプラスチック製品の加工・販売を手掛ける手塚商店の一角を間借りして、冬季期間限定で営業する。テークアウトのみ。店舗面積は約1.5坪。

 店主の佐々木瞳さんは、二葉出身。手塚商店2階のピアノ教室で子どもたちにピアノを教える傍ら、店舗を運営する。出店の経緯について、「子どもたちには、個性を生かして五感で感じ、豊かに育ってほしい。食育活動として、焼き芋を通して食べ物や農業の大切さを伝えるため」と話す。

 使うサツマイモは全て、茨城県鉾田(ほこた)市産。佐々木さんが20軒以上の農家を訪れ、農業への思いやこだわりを聞き、「最も共感できた」という鬼澤さん、小森さん、林さんの3人から仕入れる。「農家さんが大きく育てた『ひめあやか』の焼き芋を初めて食べた時、あまりのおいしさに感動した。多くの人にこの味を味わってほしい。当店では、昔ながらのつぼ焼きで2時間じっくりと焼き上げる」と佐々木さん。

 メニューは焼き芋と干し芋のみ。焼き芋は、SSサイズ(250円)、Sサイズ(350円)、Mサイズ(450円)、Lサイズ(550円)、LLサイズ(650円)から選べる。レギュラーメニューとして、ねっとりとした食感で甘みが強いという「紅はるか」、しっとりとした食感で濃厚な味わいが特徴の「ひめあやか」を提供する。日替わりで「すずほっくり」、「シルクスイート」、「紅あずま」、「紅優香」なども。干し芋は「紅はるか」(130グラム=400円、300グラム=800円)を用意する。

 同店では看板キャラクターとして、サツマイモ好きのモモンガ「あや」が活動する。「焼き芋を食べ過ぎて体が『ひめあやか』色になり、耳と鼻、尻尾がサツマイモになった」キャラ設定で、座右の銘は「美腸」。趣味は、サツマイモの観察とサツマイモ菓子の食べ歩き、音楽だという。

 毎週土曜・日曜は、「あや」によるダンスパフォーマンスが見られる。12時30分、15時、16時30分の1日3回公演で、雨天中止。活動の様子はインスタグラムで発信する。

 「幼い頃から好きだった焼き芋で、地元に愛される店づくりをしていきたい。あやちゃんが踊ると、向かいの二葉公園で遊んでいる子どもたちがたくさん集まってくれる」と佐々木さん。今後について「通信販売の準備中。契約農家さんの畑で、芋掘り体験などのイベントもやっていきたい。店舗の営業期間外は、あやちゃんを通じて焼き芋の魅力を発信し、ファンを増やせたら」と笑顔を見せる。

 毎年12月~翌3月の営業予定。営業時間は11時30分~17時(売り切り次第終了)。月曜、火曜、水曜定休。販売品種や数量は仕入れ状況により変動する。新型コロナウイルス感染症の拡大防止策として、アルコール消毒やスタッフのマスク着用、換気や清掃を行う。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース