食パン専門店「考えた人すごいわ 品川中延店」（品川区中延4、TEL 03-6426-4140）が都営浅草線・東急大井町線中延駅前にオープンして1カ月たった。経営は、かんながら（埼玉県）。

　同ブランド8店目で、テークアウトのみ。場所は居酒屋「ハイカラ食堂」跡。店舗面積は9坪。

　出店経緯について、営業部長の福田潤さんは「東京23区内に出店したいと考えていたところ、中延の物件に出合えた。横浜菊名店（神奈川県）と同じ東急線沿線であることにも縁を感じた」と話す。

　店名は、「口に入れた時、ふんわりした食感や甘い口溶けに、思わず『このパンを考えた人すごいわ』と言ってしまう高級食パンを作りたいと思ったのが由来。店の外観に描かれた人物は、今まさに『すごいわ』と言っているイメージ」と福田さん。

　看板メニューの「魂仕込（こんじこみ）」（2斤＝864円）は、国産バターや、岩手県野田村の特産品「のだ塩」を使う。オーストラリア産の種なし新品種であるサンマスカットレーズンや「たのはた牛乳」（岩手県）などを使ったレーズン入りの食パン「宝石箱」（同＝1,058円）も。

　そのほか、「ドリップコーヒー」（1パック＝194円）、「北海道はちみつ」「コーヒーはちみつ」「ピーナツジャム」「ダブルベリージャム」「オリーブオイル＆チーズジャム」（以上864円）などを用意する。

　今後について、福田さんは「毎日変わらずにおいしいパンを作り、さらにおいしくなるよう努力し続けたい。地元の方に喜んでもらい、地域貢献につながれば」と意気込む。

　営業時間は9時～20時。売り切れ次第終了。新型コロナウイルス感染症対策として、ウイルス除菌脱臭機を設置し、定期的に換気するほか、スタッフは手洗いやアルコール消毒をして接客する。