会員制シェアオフィス「Business-Airport(ビジネスエアポート)田町」(港区芝5、TEL 0120-463-109)が田町スクエアビルの1、2階にオープンして1カ月がたった。経営は東急不動産(渋谷区)。
田町スクエアは1985(昭和60)年に完工した賃貸オフィスビルで、地下1階、地上6階建て。排水処理装置や中和処理装置などを備えたラボオフィスとして、今年1月末に全館リニューアルした。
「Business-Airport」は都内に15拠点を展開し、田町オフィスには初のカフェ機能を併設。1階にシェアワークスペースとカフェ併設のイベントスペース、2階にサービスオフィスと会議室を設けた。店舗面積は1階、2階を合わせて約380坪。1階の席数は、カフェ=56席、シェアワークスペース=86席、会議室=2室。2階はサービスオフィス=40室、会議室=1室。
入居の経緯について、同社広報室の上林(かんばやし)朋子さんは「オフィス集積地・駅近の路面店区画であったため。ビルのリニューアルに合わせて『復刻』を内装のコンセプトにした。60年代のオフィスの雰囲気を再現した空間に、最新のシェアオフィス機能を融合させた」と話す。
1階のシェアワークスペースは、国際空港のラウンジをイメージして木質感のある空間に仕上げたという。カウンター席、ソファ席、オンラインミーティング専用スペース、会議室を設ける。自由に読める約150冊の書籍も。受付にはコンシェルジュが常駐し、会員をサポートする。
併設する「ビジネスエアポート カフェ」にはバリスタが常駐する。交流イベントの場として想定し、会員以外にも、近隣のオフィスワーカーや住民、学生など一般利用可。全席に電源を備える。
フードメニューは、「キューバサンド」「アメリカンクラブハウスサンド」「パニーノ 生ハム&モッツァレラ」、ホットドック(以上600円)、カップケーキ(580円)、シフォンケーキ(500円)、「バスクチーズケーキ」(780円)などを提供する。
ドリンクメニューは、エスプレッソ、アメリカーノ(以上300円)、カフェラテ400円)、カプチーノ(450円)、ショコラ―タ、レモネード、クラフトジンジャーエール、アールグレイ(以上500円)オレンジジュース(350円)などをそろえる。注文時に好きな画像を専用アプリに入れると、ラテアートで再現される「デザイン ラテ」(500円)も。
カフェメニューはテークアウト可。会員はコワーキングスペースにドリンクやフードを持ち込める。支払方法は完全キャッシュレスで、クレジットカード、交通系ICカードなどのキャッシュレス決済のみ対応。
2階のサービスオフィスは、1人利用または複数人での利用を想定する。デスク、チェア、キャビネット付きの個室を設けた。登記・住所登録に対応し、サテライトオフィスやメインオフィスとして活用できる。
利用料金は会員種別で異なる。シェアワークプレイス=月9,000円~、サービスオフィス=月9万9,000円~、1DAY会員=3,000円。ロッカー、複合機、会議室、オンラインミーティングルーム、イベントスペースは会員のみ利用可(オプション料金あり、以上カフェメニューを除き価格は全て税別)。
今後の展望として、上林さんは「都心ターミナル駅への出店を検討している」と話す。
営業時間は8時~20時。2階サービスオフィスは24時間利用可。土曜・日曜・祝日定休(当館指定日は休館する)。新型コロナウイルス感染症対策として、施設内でのマスク着用を必須、アルコール消毒液の設置、座席の間引き、アクリルパーティションの設置、AIによる温度検知機器を導入する。