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飲食店イベント「西大井春の肉まつり」 地元グループ「西大井LABO」初企画で

「西大井LABO」発起人の平山奉修さん(上段右から2人目)とメンバー

「西大井LABO」発起人の平山奉修さん(上段右から2人目)とメンバー

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 地元飲食店イベント「西大井春の肉まつり」が4月1日、西大井エリアで始まった。主催は、地元の飲食店や企業によるイベント企画チーム「西大井LABO」。

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 同チームは、「本格焼肉 一門」(品川区西大井1)店長の平山奉修(ほうしゅう)さんが声を上げ、2021年2月に結成。メンバーの一人、「美華飯店」(西大井1)の井手芳(かをる)さんは、旗の台エリアの飲食店グループ「旗飲(はたのみ)」と親交があり、チーム結成の参考にしたという。

 立ち上げ背景について、井手さんは「新型コロナウイルス感染症が流行し始めた1年前の春は、自分たちの店を守るのに必死だった。しかし、各店が『自分だけ助かればいい』という考えでは、街全体の活性化につながらず、結果的に苦しい状況が続くと気付いた。まずは近隣の飲食店が一丸となって地域を盛り上げ、エリア内外の皆さんに西大井の店を知ってもらいたい」と話す。

 初企画「西大井春の肉まつり」は、区内10店の飲食店が参加するサーキットイベント。西大井エリアを中心に、コンセプトに賛同する中延や大井町の飲食店からも出店の声が挙がったという。

 参加店は、「本格焼肉 一門」「美華飯店」「平一郎焼肉」(品川区西大井1)、「ピサロ」「中国家庭料理 大元」(二葉3)、「田中精肉店」(豊町5)、「ベーグル&カフェ La Vie Claire(ラヴィクレール)」(中延4)、「大漁丼家 縁 荏原町店」(中延5)、「隼」(中延6)、「はやし製麺所」(二葉1)。

 各店でオリジナルの「期間限定スペシャルお肉メニュー」を提供する。「それぞれの店が工夫を凝らしたメニューを開発した。当店では、参加店同士の助け合いやお客さんへのサービスを重視し、初の試みで鶏肉を使った料理を考案。採算度外視したメニューや、いつもよりワンランク上のメニューを開発する店も。初めてのお客さんにも常連さんにも喜んでもらいたい一心で挑んでいる」と井手さん。

 全メニューはテークアウト可。一部の店では、インスタグラムでハッシュタグ「#西ラボ」、「#西大井春の肉祭り」、「#西大井春の肉まつり」いずれかを添えて投稿するともらえる特典や、子ども向け特典などを用意する。

 「イベントを盛り上げるため各店で試行錯誤している。『本格焼肉 一門』では、店頭でカレーを混ぜるパフォーマンスを試してみた。イベントを開催して間もないが、チラシやパフォーマンスなどの影響で店の前まで来てくれるお客さんが増えた実感がある」と井手さん。

 「『西大井LABO』は西大井エリアだけでなく、品川区全体を一緒に盛り上げていける仲間を募集中。格式張ったルールはないので、飲食店でなくてもぜひ参加してほしい。旗の台の「旗飲」ともコラボできたら」と井手さん。「今回だけで終わらず、これからも西大井を中心に楽しいイベントやお知らせができるよう頑張りたい。ぜひ遊びに来て」と参加を呼び掛ける。

 営業時間・定休日は店により異なる。今月11日まで。今後は、5月8日・9日に介護配食サービス事業を手掛けるケアメイト(西大井2)との共催イベントを予定する。

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