カフェ「TONER（トナー）」（品川区西五反田3、TEL 03-3494-8933）が、目黒川沿いの町原ビルディング1階にオープンして2カ月がたつ。運営はイエールアベニュー（同）。

TONERのショーケース

　不動前駅近くで営業していたカフェ「158＆Co.SPACE（ワンフィフティエイトアンドコースペース）」の移転リニューアル。新しい店名はプリンターのトナーに由来し、「さまざまな色が混ざり合うように、幅広い交流の場となってほしい」という意味を込める。

　同店ディレクター兼デザイナーの金木孝明さんは「お客さまをはじめ、お店に関わってくれる方々にそれぞれの『色』があると考え、内装はあえて無機質に造っている」と話す。店舗面積は約50坪。席数は30席。全席禁煙。

　フードメニューは、「キッシュプレート」（1,000円）、「パキスタンカレー」「レモンチキンカレー」「チキンオーバーライス」「チキンサラダボウル」（以上1,100円）、「ベイクドチキン＆マッシュポテト」（1,200円）などを提供する。スイーツメニューに「レモンパイ」（650円）、「プリン」（500円）、「ワッフル」、日替わりの「グルテンフリースイーツ」（以上350円）、「アフォガート」（550円）、「桜アイスクリーム」「バニラアイスクリーム」「ピスタチオアイスクリーム」（以上420円）なども。

　ドリンクメニューは、「エスプレッソ」（シングル＝370円、ダブル＝420円）、「アメリカーノ」（520円）、「ドリップコーヒー」（ホット＝550円、アイス＝580円）、「カフェラテ」（550円）、「オーツミルクラテ」（680円）、「エスプレッソトニック」「自家製レモネード」「日本酒」（以上600円）、「ボトルビール」（700円）などをそろえる。

　店内の一角に、シルクスクリーン印刷用の機材を設置した。「提携先の印刷会社が定期的に利用している。今後はカフェ利用客向けのイベントを開催したい。普段の生活ではあまり触れられない、ものづくりの在り方を体験してもらえたら」と金木さん。

　広報担当の佐藤玲奈さんは「移転前は利用客の年齢層が比較的高めだったが、現在はインフルエンサーの投稿の影響もあってか、高校生など若い世代も多い。店内やスイーツの写真撮影を楽しむ方もいる」と話す。金木さんは「店づくりを進める中で、より幅広い層のお客さまに利用してもらいたい。近隣には保育園もあるので、子ども向けの取り組みにも挑戦できれば」と笑顔を見せる。

　緊急事態宣言に伴い、現在の営業時間は8時30分～20時で、アルコールの提供を取りやめている。6月から月曜定休。新型コロナウイルス感染症対策として、店員はマスクを着用。店内にアルコール消毒液を設置し、窓を開放する。