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広域品川圏で64歳以下に「ワクチン接種券」 順次発送、港区・品川区でルールの違いも

接種会場を示す品川区作成の「ワクチンマップ」(6月30日現在)

接種会場を示す品川区作成の「ワクチンマップ」(6月30日現在)

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 品川区が6月29日、13歳~64歳の区民に向けて、新型コロナウイルス感染症ワクチン接種券を発送した。対象は、6月3日時点で品川区に住民票がある人。

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 接種に必要な書類が住所地に郵送された対象者は、接種会場を自分で決め、電話やインターネットで予約する。ワクチン接種当日は、接種券と本人確認書類(運転免許証・健康保険証・マイナンバーカードなど)の持参が必要。

 会場は、区が用意する集団接種会場と区内の医療機関による個別接種会場から選ぶ。防衛省・自衛隊が運営する東京・大手町の「自衛隊 東京大規模接種センター」は予約満了となっているが、キャンセルが出た場合は都度予約枠を解放する予定という。

 集団接種会場は、旧荏原第四中学校(豊町3)、大井競馬場(勝島2)など6月30日時点で16カ所。区の予約システムを使ってワクチン接種を予約する場合は、基礎疾患を有する人、高齢者・障害者施設従事者、60~64歳=7月2日から、50~59歳=7月14日から、40~49歳=7月20日から、30~39歳=7月26日から、13~29歳=7月30日以降。

 区内100カ所以上の医療機関では、個別接種が始まっている。予約・接種開始日や予約方法は医療機関によって異なるため、事前確認が必要となる。

 品川区内のワクチン供給量情報は、区の公式サイト内「ワクチンメーター」で発信する。6月29日午前9時30分時点で、12歳から64歳までの区民約28万人に対するワクチン供給量は17パーセント。区では、12歳の区民には誕生日の前月に接種券を送付する方針という。現在のワクチン接種対象は12歳以上。

 港区は6月28日、12歳~59歳の区民にワクチン接種券を発送した。接種会場は区が指定する7会場から選ぶ。予約開始日は、基礎疾患がある人や高齢者施設などの従事者が7月4日午前8時30分から、そのほかの人は7月7日午前8時30分から。インターネット上の受付ページまたは港区新型コロナワクチン接種コールセンターで受け付ける。接種終了予定は、1回目=8月中旬、2回目=9月中旬。

 品川区は、相談窓口として「新型コロナウイルスワクチン接種コールセンター」を設置する。港区は、各地域の総合支所内に「新型コロナウイルスワクチン接種予約相談サポート窓口」を設けるほか、「いきいきプラザ」など区内6カ所に「デジタル活用支援員」を配置。区民がインターネットでのワクチン接種予約ができるようサポートする。

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