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広域品川圏の居酒屋で新メニューの提供広がる フィッシュバーガーやラーメン、酒かすうどんも

「FISHERMAN's BURGER @ISARIBI」のバーガー(写真提供=いさりび 青物横丁店)

「FISHERMAN's BURGER @ISARIBI」のバーガー(写真提供=いさりび 青物横丁店)

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 新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う酒類の提供停止要請が繰り返され、広域品川圏内の居酒屋で現在、新メニュー開発の取り組みが広がっている。

「ラーメン巻石」の提供メニュー(写真提供=呑み屋ぶち)

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 海鮮居酒屋「いさりび 青物横丁店」(南品川2)では8月22日まで、居酒屋業態を休み、ハンバーガー販売店「FISHERMAN's BURGER(フィッシャーマンズバーガー )@ISARIBI」として営業する。

 店主の佐藤大輔さんは「これまで緊急事態宣言の度に休業してきたが、仕入れ先の魚屋さんの売り上げが減るたびに心苦しかった。7月の緊急事態宣言で夏休みに入っても海にも行けない状況なので、お客さんがリゾート気分を楽しめるような魚料理を考えた。味には自信がある」と意気込む。

 同店では3度目の緊急事態宣言からアイデアを温め、4度目の緊急事態宣言の話が出た頃から具体的な試作に乗り出したという。メニューは、「まぐろデラックスバーガー」「ずわいがにクリームバーガー」のほか、「日替わりバーガー」(以上、単品=680円、セット=1,000円)として、「カジキマグロのてりたまBBQバーガー」や「本鱒のちゃんちゃんみそカツバーガー」などを販売する。「海賊チキン」「ザクもちポテト」(以上300円)、「自家製こだわりレモネード」(250円)なども用意する。営業時間は11時~19時、月曜定休。

 「呑み屋ぶち」(旗の台6)は3月から、本格的にラーメンの提供を始め、現在は「ラーメン巻石」の屋号で終日営業する。宮城県石巻市出身の店主・岩渕英和さんは「仕入れ先や生産者との関わりを絶やしたくなかった。自分の好物でもあるラーメンをしっかり作ってみようと思った」と話す。

 はやし製麺所(二葉1)の麺を使い、「巻石醤油らーめん」「巻石旨塩らーめん」(以上、900円)などを用意する。トッピングとして、東北産の「鮪捏(まぐろつくね)」(180円)「牡蠣」(380円)、「牡蠣+鮪捏コンボトッピング」(400円)のほか、サイドメニューに「石巻わかめごはん」(100円)なども用意する。営業時間は、火曜~木曜=11時30分~14時、17時30分~20時。

 全国各地の日本酒を提供する「SAKEstory」(西五反田2)は現在休業中で、酒かすうどんなどの食事メニューを考案中だという。期間限定の食事業態として「来週をめど」に営業を再開予定。メニューは、「松坂牛のすじを使うつけうどん」や、「白海老のつけうどん」など。

 店主の橋野元樹さんは「これまで各地の食材に注目したおつまみを提供するなかで、全国に魅力的な乾麺があることを知った。これらを生かした食事メニューを考えたい」と話す。「飲食店は協力金がもらえるが、酒屋や酒蔵はものすごく大変な状況。自分たちの店のメニュー開発だけでなく、酒屋での購入を促すような取り組みも準備している。これまでお世話になっている酒屋や酒蔵のために、できることをしたい」とも。

 このほか、「立呑み 晩杯屋 武蔵小山本店」(品川区小山3)と「立呑み 晩杯屋 中延店」(東中延2)は、前回の緊急事態宣言時に続き、店頭での食材販売を開始。「Bar Lord(バー ロード)」(西五反田8)では、ランチ営業を始めハヤシライスを提供する。「タヰ(イ)ヨウ酒場」(小山5)では通常営業を休み、7時から「手打ちうどん」を販売する。クラフトビールや日本酒の店「ウサギヤ」(旗の台3)は、「純喫茶ウサギヤ」としてクリームソーダやプリン、ホットサンドなどの軽食をそろえる。アルコールを提供できない居酒屋やバーは、新たなメニュー開発やサービス提供に力を入れることで、コロナ禍の苦しい現状を乗り越えようとしている。

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