JR五反田駅の高架下に「ラーメン豚山(ぶたやま) 五反田店」(品川区東五反田1)がオープンして2カ月がたった。運営は「横浜家系ラーメン 町田商店」などを手掛けるギフト(町田市)。
同ブランドは東京都と神奈川県を中心に16店舗を展開する。品川区内は初出店。
場所は「名代 後楽そば 五反田店」跡。看板やひさしに黄色を使い、照明を多く設置することで「食欲が湧き、元気がでる雰囲気」を意識したという。店舗面積は14坪、席数はカウンターのみ14席。
出店の経緯について、店長の飯田誠一さんは「ターミナル駅周辺に店を出す戦略をとっている。3路線が乗り入れする五反田でタイミングよく物件が見つかり、五反田店のオープンを決めた」と話す。
ラーメンの麺は自家製で、スープは豚骨、豚肉、背油を10時間以上炊いてしょうゆだれを合わせる。5時間煮込んだチャーシューを2枚のせた「ラーメン」(125グラム=730円、250グラム=780円、375グラム=880円)のほか、チャーシュー5枚の「ぶた」(同=930円、同=980円、同=1,080円)、チャーシュー8枚の「ぶたダブル」(同=1,080円、同=1,130円、同=1,230円)などを提供する。「汁なし」や「つけ麺」(以上100円増し)への変更可。
無料トッピングのニンニクと「野菜」「アブラ」「カラメ」は、店員からの「ニンニク入れますか」の声掛けの際に増減を伝える。日替わりの裏トッピングを用意し、その内容は毎日ツイッターで公開する。
有料トッピングは、「生玉子」「スライスチーズ」「肉かすあぶら」「旨辛(うまから)くん」(以上50円)、「チャーシュー(1枚)」(80円)、「辛ニラ」「白髪ネギ」「味玉」「うずら(5個)」「麺増し(125グラム)」「バターコーン」(以上100円)をそろえる。サイドメニューに「ライス」(並=100円、大=150円)や「持ち帰り豚(200グラム)」(420円)も。想定客単価は800~1,000円。
「オープン以来、ビジネスパーソンや地元住民など、多くのお客さんに足を運んでもらっている。1週間に5~7日通ってくれる常連さんも」と飯田さん。今後の展望については、「豚山ブランドは2025年までに100店舗の出店を目指している。地域に愛され、おなかだけではなく心も満たされるような店づくりをしていきたい」と意気込む。
営業時間は11時~23時。新型コロナウイルス感染症の対策として、入り口にアルコール消毒液、客席にしぶき防止のアクリル板を設置するほか、スタッフはマスクを着用する。