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鮫洲にハンバーガー店「フーラー フーラー」 ピザ店「バッカ ムニカ」が経営、昼夜2業態で

店主の硲(はざま)由考さん(写真提供=バッカ)

店主の硲(はざま)由考さん(写真提供=バッカ)

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 ハンバーガー店「fooler fooler(フーラー フーラー)」(品川区東大井1)が京急本線鮫洲駅近くにオープンして2カ月がたつ。経営は飲食事業を手掛けるバッカ(同)。

「fooler fooler(フーラー フーラー)」外観(写真提供=バッカ)

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 ナポリピザ店「Pizzeria Bakka M‘unica(ピッツェリア バッカ ムニカ)」(東大井1)の姉妹店。昼はハンバーガー店、夜はワイン中心のオステリア(イタリアの居酒屋)として営業する。店名のフーラーは英語で「ばか者」という意味で、姉妹店の「バッカ」にちなんでいるという。

 物件はパチンコ景品交換所跡で、改装して利用する。店内は現地のオステリアの雰囲気を意識し、モルタル造形で古びたレンガ壁を再現したという。店舗面積は10坪、座席は16席。

 出店の経緯について店主の硲(はざま)由考さんは「コロナ禍で既存店とイベント出店事業が大打撃を受け、この危機を乗り越えるため新業態を考えた。鮫州エリアにはテークアウト需要を感じており、連携も取りやすいように姉妹店の近くに出店を決めた」と話す。

 ハンバーガーのパティは、同社が青物横丁などで移動販売するキッチンカー「窯焼きハンバーグ 灼-AKIRAKA-」のハンバーグを使う。バンズはボンバ(イタリア語で爆弾)というピザ生地の配合をベースに40回以上の試作を重ねて完成。オーダーが入ってから1枚ずつ焼き上げるという。

 フードメニューは、オリジナルの「ボンバーガー」(748円)やパティが2枚の「ダブルボンバーガー」(1,183円)、「ベーコン&エッグボンバーガー」(968円)、「ベーコン&チーズボンバーガー」(1,078円)、「全部乗せ(ベーコン、チーズ、エッグ)ボンバーガー」(1,188円)などを提供する。ドリンクとミニポテト、ミニサラダが付く「欲張りセット」(550円)や「ドリンクセット」(276円~)などのセットメニュー、ライスとサラダ、ポテトが付く「BBQハンバーグ」(1,100円)や「本日のオススメハンバーグ」(1,210円)も。

 トッピングに「レタス」(55円)、「目玉焼き」(110円)、「パイナップル」(165円)、「アボカド」、「自家製ベーコン」(以上220円)、「チーズ兄弟(リダー&チェダーチーズ)」(275円)、「パティ追加」(440円)などをそろえる。サイドメニューに「ちぎりポテトフライ」(S=385円、M=440円)、「チーズのせちぎりポテトフライ」(S=495円、M=550円)、「トロットロ!スペアリブ」(2ピース=865円、3ピース=1,298円)もある。

 ドリンクメニューはコーラ、ウーロン茶、オレンジジュース(以上275円)、カプチーノ(385円)、「自家製ゴールデンコーラ」、「自家製レモネード」(以上495円)を用意する。想定客単価は昼=1,500円、夜=3,000円。

 オーダーから会計までセルフ方式を採用した。注文はQRコードを読み込んでもらい、モバイルオーダーで受け付ける。会計は専用のQRコードをレジに読み込ませる。フードパンダ・ウーバーイーツによるデリバリーにも対応する。

 「7月上旬に『京都大作戦2021』に出店する予定だったが、直前に中止の知らせを受け、用意していたピザ1200枚が余ってしまうトラブルに見舞われた。ツイッター上で助けを求めたところ45分ほどで完売できた。驚きと感謝の気持ちはもちろん、『頑張ろう』というモチベーションにもつながった」と硲さん。「来年にはビール工場を開業予定。そこにバーガー業態の2号店を併設オープンしたい。支えてもらった恩返しとして地域のニーズに応え、愛される店づくりをしていく。緊急事態宣言が明けたら、夜は店内でワインが楽しめるオステリアとしても営業するので、足を運んでもらえれば」と呼び掛ける。

 営業時間は11時~20時。緊急事態宣言中は月曜・火曜定休で、アルコールの提供を取りやめる。新型コロナウイルス感染症の対策として、店内を換気するほか、入り口に消毒液を設置し、スタッフはマスクを着用する。

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