食べる

戸越公園に青果店「とれたて!シェアマルシェ」 農家の所得増を目標に

店舗の外観(写真提供=アグリメディア)

店舗の外観(写真提供=アグリメディア)

  • 44

  •  

 地方の直売所から野菜を仕入れる青果店「とれたて!シェアマルシェ」(品川区戸越5)が、東急大井町線戸越公園駅近くの戸越中央商店街にオープンして2カ月がたつ。経営は農地活用、農業分野のHR・流通・経営支援事業を手掛けるアグリメディア(目黒区)。

店内の青果(写真提供=アグリメディア)

[広告]

 同社は2011(平成23)年、農業の発展を目指して創業した。使われていない農地を活用し、初心者が手ぶらで栽培の仕方を身に付けられる「シェア畑」事業や、後継者不足に悩む農家と農業を仕事にしたい人とのマッチングを支援する専門求人サイト「あぐりナビ」などを運営する。

 「とれたて!シェアマルシェ」は同社初の実店舗。「三菱UFJ銀行 戸越公園駅前出張所」跡を改装して利用する。店舗面積は約20坪。

 実店舗の立ち上げ経緯について、同社流通経営支援室室長の正木宏和さんは「農家の所得向上を実現するため、店舗の売り上げが上がれば農家の手取りも増える仕組みを目指す。農協や卸売市場を通さず、地方の直売所から仕入れて販売する。仕入れ値は農家が決めた値段に合わせるので、直売所に払う手数料を引いた分は農家の手取りになる。戸越公園中央商店街を選んだのは青果店の競合がないため」と話す。

 農家の直売所から野菜を仕入れ、トラックで同店に配送して当日販売する。仕入れ先は、「ファーマーズマーケットなだろう」「ポケットファームどきどき つくば牛久店」(以上、茨城県)、「小川農産物直売所」(埼玉県)、「カズサの郷 愛彩畑」(千葉県)。

 販売する青果は、ジャガイモ、タマネギ、ニンジン、ダイコン、レタス、ナス、キュウリ、ミニトマトなど、季節の野菜。直売所と連携し、形がそろっていないなどの理由でスーパーでは売れにくい野菜を中心に仕入れる。収穫量の少ない時期は一部を市場から調達する。

 そのほか、加工食品や調味料、スイーツなどを100種類以上そろえる。「ハーブポーク モモ」(537円)、「ひじきごはん」(537円)、「戸越バル18番」(戸越5)とコラボした「グリル野菜弁当」(810円)、「トマトビーフカレー」(429円)、「北海道とうもろこしドレッシング」(429円)、「おふくろスムージー」(321円)、「カバ印アイスキャンデー」(253円)、「米粉シフォンケーキ」(375円)など。支払い方法は現金とPayPayに対応する。

 「ハーブを10種類ほどそろえているので、珍しいハーブを試したい人も来店している。オープン当初は真夏だったため、朝採れのトウモロコシや枝豆が食べられると好評だった」と正木さん。「郊外まで行かないと買えない直売所の野菜が、新鮮なまま品川区で購入できるのが魅力。今後も都市部で鮮度の良い野菜を楽しめる場所を作っていきたい。目標である農家さんの所得増を実現できれば」と意気込む。

 営業時間は10時~19時。月曜定休。新型コロナウイルス感染症の対策として、入り口に消毒液、レジに飛まつ防止のビニールを設置する。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース