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戸越公園に厚焼きホットケーキ店「ペドラブランカ」 宮前商店街へ移転、持ち帰り専門に

「PEDRA BRANCA」オーナーの白石陽子さん

「PEDRA BRANCA」オーナーの白石陽子さん

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 厚焼きホットケーキのテークアウト専門店「PEDRA BRANCA(ペドラブランカ)」(品川区戸越4)が戸越公園駅近くの宮前商店街に移転・リニューアルして2カ月がたつ。経営はブランド開発やウェブデザインなどを手掛けるOWAN(オワン)(品川区戸越4)。

「PEDRA BRANCA」外観

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 同店は2010(平成22)年、戸越八幡神社近くでイートインのカフェとしてオープン。移転後はテークアウト専門店に業態変更した。店舗面積は5坪。

 移転の理由について、オーナーの白石陽子さんは「ホットケーキを丁寧に一枚一枚焼くため、提供するまでに時間が掛かり、行列ができてお待たせしてしまうという課題があった。物件の更新タイミングやコロナ禍が重なり、今後はテークアウトや通販に力を入れることで、より多くの人に自宅で手軽にホットケーキを楽しんでもらえるのではと考えた」と話す。

 看板メニューの厚焼きホットケーキは、オリジナルバター2個が付く「常温ホットケーキ」、「冷凍ホットケーキ」(4枚=1,980円)などを用意する。レシピは9年ほど前にカフェ「カプラ」(杉並区)と一緒に考案。材料を全国から取り寄せ、試食を何度も重ねて開発したという。「北海道産の発酵バターと青森県産の卵をたっぷり使い、コクがあるのにシンプルな味わいに仕上げた。香料、着色料、保存料は使っていない」と白石さん。

 食べ歩き用には、裏側にバターを塗った「ペドラ焼き」(1枚=480円)を提供する。1日30個限定で土曜・日曜に販売する「ペドラプリン」(440円)も用意する。

 ドリンクメニューは、コーヒー(420円)、カフェラテ(440円)、キャラメルラテ、カフェモカ(以上480円)をそろえる。「自家焙煎コーヒー豆」(200グラム=1,360円)も。OWAN社長で、陽子さんの夫の白石崇雄(あつお)さんは、「ホットケーキと相性の良いコーヒーを求めて試行錯誤した。ボディーがしっかりしていて、ほんのりフルーティーな味わいが特徴」と話す。想定客単価は1,000円。

 移転のタイミングで開設したオンラインショップでは、「冷凍ホットケーキ」(4枚=1,980円、8枚=3,960円、16枚=7,920円、24枚=1万1,940円)と「冷凍ホットケーキ8枚とコーヒー豆200グラムのセット」(5,280円)を用意する。

 同店の紙袋などに描かれているオリジナルキャラクターの名前は「アツコさん」。看板メニューの厚焼きホットケーキを上品に食べている様子をイメージして、陽子さんが考案したという。「ハッピーカラーである黄色を使い、お店のコンセプト『小さな幸せ』が伝わるようデザインした」と話す。

 「今後は、ホットケーキの料理教室の開講や、自宅用ホットケーキミックスの販売もできれば。ホットケーキが家族団らんのきっかけになったらうれしい」と崇雄さん。陽子さんは「テークアウトだけでなく、通販で全国の方にもホットケーキを通じて『小さな幸せ』を届けていきたい。その延長線上で2店舗目、3店舗目とお店の規模を広げていけたら」とほほ笑む。

 営業時間は10時~17時。月曜・火曜定休。新型コロナウイルス感染症対策として、キッチン内を消毒し、来店客用に消毒液を設置する。スタッフは常時マスクを着用する。

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