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三田・けいなか商店街に居酒屋「門」 貝料理と北九州の地酒メインに

「貝焼きと北九酒 門」外観

「貝焼きと北九酒 門」外観

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 居酒屋「貝焼きと北九酒(きたきゅうしゅ) 門」(港区芝5、TEL 03-6809-3232)が三田駅近くの慶応仲通り商店街(けいなか)にオープンして3カ月がたった。運営はANG(同)。

「貝焼きと北九酒 門」内観

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 店舗面積は10坪で、席数は、カウンター9席、テーブル10席。「ワインとタパス 地中海」跡を改装して利用する。店内はカウンター席をメインに「居酒屋以上BAR未満」の落ち着いた空間を意識したという。

 店主の古門優太さんは福岡県北九州市出身。和酒BAR「途なり。」(芝5)で4年間働いた経歴を持つ。店名は店主の名字と地元「門司港」から1字を取ったという。

 出店経緯について、古門さんは「親戚が酒蔵を営んでおり、地元の酒を提供できる店を出したくて独立した。コロナ禍で出店時期を1年間延期するなど手探り状態が続いていたが、意を決してオープンに踏み切った」と話す。

 フードメニューは、その日に豊洲市場で仕入れる貝を使った「貝ひものおろしポン酢」や「つぶ貝茎ワサビ和(あ)え」(以上680円)、「帆立のバター焼き」(850円)、「サザエ壺(つぼ)焼き」(950円)、「蛤(ハマグリ)と分葱(ワケギ)のぬた和え」、「レンコンと貝のはさみ揚げ」(以上1,000円)、「貝焼3種おまかせ」(2,500円)など。「ポテトサラダ」(480円)や「貝とじゃこの焼きおにぎり」(550円)、「イカの一夜干し」(800円)、「牛ハラミ炭炙(あぶ)りステーキ」(1,500円)なども用意する。

 ドリンクメニューは、古門さんの親戚が営む林龍平酒造(福岡県)の日本酒「九州菊 純米大吟醸」(1合=1,600円)や「残心 純米吟醸」(同1,300円)、焼酎「巌流島(麦)」(630円)のほか、溝上酒造(同)の日本酒「天心 皿倉 純米吟醸」(1合=1,200円)、「小倉の梅酒 三岳梅林」(600円)、「門司港地ビール工房 ヴァイツェン、ペールエール」(各950円)、「北九州レモンサワー」(680円)、ウーロン茶(500円)などを提供する。想定客単価は6,000円。

 「新鮮で高品質な貝を低価格で提供していく。貝料理と日本酒との相性は抜群」と古門さん。「コロナ禍での開店は不安が大きかったが、徐々に客足も伸びてきてうれしい」と近況を話す。「私の地元はどうしてもこわもてだらけのイメージがあるので、入り口に『北九州・筑豊の人お断り(笑)』と書いたジョーク看板を出している。もちろん同郷の仲間は大歓迎」と笑う。

 営業時間は17時~24時。日曜定休。新型コロナウイルス感染症の対策として、入り口に消毒液を設置し、店内を換気・消毒する。スタッフはマスクを着用し、来店客には入店時の検温をお願いする。

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