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大崎で「ブラジル田舎っぺ祭り」開催迫る ブラジルの地方の祭りを再現

過去開催の様子(写真提供=KIMOBIG BRASIL)

過去開催の様子(写真提供=KIMOBIG BRASIL)

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 ブラジルの祭りを再現したイベント「ブラジル田舎っぺ祭り 6月収穫祭&フェイラと蚤(のみ)の市」が6月19日、大崎駅近くのレンタルスペース「CAFE&HALL ours(カフェアンドホール アワーズ)」(品川区北品川 5)で開催される。

過去開催の様子(写真提供=KIMOBIG BRASIL)

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 ブラジルと日本をつなぐコミュニティー団体「KIMOBIG BRASIL(キモビッグブラジル)」(南品川5)が、ブラジル全土で6月中旬から開かれるという祭り「フェスタ・ジュニーナ」を日本でも楽しめるよう企画した同イベント。2018(平成30)年に青山で始まり、2020年からはコロナ禍のため中止していた。場所を移し、今年で3回目の開催となる。

 同団体代表の松橋美晴さんは「品川区内にはブラジル総領事館をはじめ、ラテン食材を取り扱う『キョウダイマーケット』(東五反田1)、シュラスコの店も4、5店舗あり、ブラジル人が多く活動している。主催の一部メンバーも区内に住んでいるので、品川区で開催できたらと考えていた」と話す。 

 「フェイラ」はポルトガル語で「市場」という意味。当日はブラジルのフードやドリンク、雑貨、衣料品、野菜、コーヒー豆などのブース25店が出店する。

 フードメニューは、白トウモロコシや豆、生ソーセージなどを煮込んだブラジル北東部の伝統料理「ムングンザー・サウガード」のミールボックス(1,500円)や、アマゾン郷土菓子、ブラジル風プリンなどを販売する。ドリンクは、サトウキビが原材料の蒸留酒「カシャッサ」を使った「カシャッサハイボール」や「カシャッサコーク」(以上700円)、ライムを加えたカクテル「カイピリーニャ」(800円)などを用意する。

 会場内では、ダンスと格闘技をあわせたスポーツ「カポエイラ」や、サンバから派生した音楽ジャンル「パゴージ」などのショーを開催。「フェスタ・ジュニーナ」で踊られる伝統的なダンス「クァドリーリャ」は誰でも参加できる。「ブラジル蚤の市」では、ポルトガル語の教材や「もらって困ったブラジル土産」などを販売する。

 「『フェスタ・ジュニーナ』は田舎暮らしを祝う収穫祭。当日は、麦わら帽子やチェックのネルシャツを身に着け、顔にそばかすを描くなど、「田舎っぺ」のかっこうをする。今回のイベントもそういった服装で来たらより楽しめるはず」と松橋さん。「ブラジルといえば、リオやサンパウロなどの都市やサンバを踊るイメージを持つ人も多いが、地方の食べ物や音楽など土着のブラジルを楽しめる企画を心がけている。品川区でラテン文化が盛り上がっていく起爆剤になれば」と話す。

 開催時間は12時~20時。雨天決行。入場無料。当日は新型コロナウイルス感染症の拡大予防ガイドラインに基づいて実施し、混雑時には入場制限を実施する。

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