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旗の台に「ブーランジェリー ドゥース」 子ども時代の夢かなえ独立出店

代表の齋藤さん(右)とスタッフ

代表の齋藤さん(右)とスタッフ

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 「Boulangerie Douce(ブーランジェリー ドゥース)」(品川区旗の台2、TEL 03-6682-4633)が東急池上線・大井町線旗の台駅近くにオープンして2カ月がたった。経営はErfolg(エアフォルク、同)。

「ブーランジェリー ドゥース」外観

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 居酒屋「炭火の鶏屋 周蔵」跡を利用する。近隣にある病院帰りの客やベビーカーを連れた子ども連れの来店も見越して段差をなくし、店内中央に何も置かず移動しやすいレイアウトにしたという。店舗面積は約20坪。

 「幼い時から自分で飲食店を出すのが夢だった」と話す同社社長の齋藤さんが、1人でパンを作る。製菓の専門学校に通いながら大学の夜間学部で経営を選考し、卒業後は複数のパン店で13年間修業。良い物件があったことから、開店に踏み切ったという。

 メニューのカレーパン(250円)は、ルーを使わずスパイスを調合して作るカレーをターメリック入りの生地で包む。塩パン(120円)、クリームパン(240円)、メロンパン(220円)、あんドーナツ(210円)、ベーコンエピ(260円)、「ほうれん草とクリームチーズ」(270円)、くるみパン(220円)、パン・オ・ショコラ(320円)、クロックムッシュ(350円)、食パン(1斤=350円)、「ナスとベーコンのキッシュ」(以上500円)などをそろえる。

 「パンの生地は保存料、イーストフード、防腐剤を使わない。あんこやカスタードクリームなど、パンの中身も自家製」と齋藤さん。客単価は800円。

 「以前勤めていたパン店の社長が来店し、『食べ終わるまでワクワクが続くような、幸せになれるパンだね』と言ってもらえたのがうれしかった。今までお世話になった修業先の方も応援してくれていてありがたい」と齋藤さん。「旗の台はすてきなお客さまが多く、スタッフからも『接客が楽しい』という声を聞く。もっと地域の皆さんとコミュニケーションを増やしながら、この街に溶け込んでいけたら」とほほ笑む。

 営業時間は8時30分~19時。日曜、第1・3・5月曜定休。新型コロナウイルス感染症対策として、店内を換気し、入り口にはアルコール消毒を設置する。スタッフはマスクを着用する。

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